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国内の耳管開放症の専門医療施設

耳管開放症という病気は、どちらかと言えばマイナーな病気のため、 この病気を専門にしている医療施設は残念ながらまだ多くはありません。 しかし、最近は以前に較べて患者さんの数が増えて来て、その症状が かなり日常生活に支障をきたすことがわかってきたため、積極的にこの病気 についての臨床研究がなされてきています。

金沢市立病院以外に耳管開放症の診断や治療に関して研究を行っている医療施設は

東北大学医学部附属病院耳鼻咽喉科

小林 俊光先生

〒980-8574 仙台市青葉区星陵町1番1号
TEL (022)-717-7000

山口耳鼻咽喉科医院

山口 展正先生

〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-19-10
TEL FAX 03-3301-8714

杏林大学病院耳鼻咽喉科頭頚科

守田 雅弘先生

〒181-6811 東京都三鷹市新川6-20-6
TEL 0422-47-5511

大島医院

大島 昭夫先生

〒711 岡山県倉敷市児島味野3-4-3
TEL 086-472-2369

大島先生のファイル(耳管開放症の治療法のまとめ)は こちらです

はぎの耳鼻咽喉科

萩野 仁志先生

〒194-0041 東京都町田市玉川学園7-1-6
TEL 042-728-8737

萩野先生の「耳管開放症の診断と治療」のページは こちらです


マッサージによる治療法(河内 明良さんからの情報)

1998年6月23日に、河内 明良さんからメールがありました。数年来の耳管開放症があり、 耳の後ろへのマッサージを行って、耳管開放症の症状が2か月で症状が無くなった という内容でした。

耳の後ろの骨(乳様突起)の後ろの部分を、中指と人差し指の部分をぐるぐるまわすように マッサージします(1分間)。下の写真の様に行います。

この場所はツボで言うと、

完骨-頭痛、言語障害、血圧不安定に効果あり
天ゆう-顔面充血、首肩背痛に効果あり
に相当します。


体操による治療法(カナダのTom Ryderさんからの情報)

1997年11月20日に、カナダのカルガリ在住のTom Ryderさんからメールが ありました。3年来の耳管開放症があり、このホームページを見つけて 独自の体操を考えて、耳管開放症の症状が2週間でよくなった、 という内容でした。

治療効果については、金沢市立病院ではまだ確認していませんが、 やってみる価値はあると思われます。

一日4回、足を上げた状態で15分間仰向けに寝る。Ryderさんの場合は朝起きた時、 正午、夕食後、寝る前、の4回です。運動を控えて最低2週間行う、という方法です。

不明な点があれば、メール(日本語はわからないので英語)でお答えするそうです。

IDは(rydert@mail.cadvision.com)です。


薬物療法(加味帰脾湯)

加味帰脾湯の内服によって、約70%の患者さんの自覚症状が 改善します。金沢市立病院では 3年前からこの治療を積極的に行っています。66名のうち50名の自覚症状が、消失あるいは軽快し、 24名のうち17名のインピーダンスオージオメータによる病的所見が、消失あるいは軽快しています。

1996年6月まで、約300名の患者さんがこの治療を受けていますが、症状の改善率は70%を維持して います。

耳管開放症の発症には体調の悪化が耳管開放症の誘因になっているようです。加味帰脾湯の 内服前後の体調を調べてみると、耳管開放症が直っている人は悪化した体調も直っているようです。


局所療法

ベゾルト法(Bezold,1908)

硼酸とサリチル酸の混合粉末を耳管カテーテルで耳管内に噴霧する

外科的治療法

口蓋帆張筋転位あるいは切断術

アテロコラーゲンの耳管口への注入

アテロコラーゲンの耳管咽頭口部への注入


体操による治療の情報を提供してくれた
Mr Tom Ryder(Calgary,Canada)さん
ありがとうございました。

マッサージによる治療の情報を提供してくれた
河内 明良さん
ありがとうございました。


Shigeru Ishikawa (ishikawa@po.incl.ne.jp)