世の中にもの申す 12 |
負け犬の遠吠え-2
言いたいことはホントはまだ色々あって・・・
今後、石川建築賞をどうしていくかについてパネルディスカッションが行われたのですが、その時に、「建築の径年変化を重視していく事も大切だ」という意見がパネラーからありました。しかし、私が「世の中にもの申す」の1ページ目で書いてあるような、ひどい有様の建築家も賞を獲っています。今回の建物は大丈夫だったのでしょうね ? 見学しに行くのが楽しみでもあり、怖いようでもあります。 また、「若手の登竜門」になるようにもしていきたいとの言葉もありました。「年齢制限を設けた賞はどうか ?」というような参考意見もありましたが、それには、とりたてて特別の手を打たなくても、審査経過を透明にして行くことが一番ではないかと思います。一部の例外はあるとしても、県内の設計事務所や建設会社が応募するわけですが、審査員はやはり県内の建築士会会員であり、それでは審査員と応募者が重複してしまう可能性があります。そこで、建築家に審査を依頼するのも一つの手ではないでしょうか ? そうなると「石川県の気候風土や特性を考慮して審査がなされないではないか」という意見も出るのでしょうが、「石川県や金沢市などの自治体が建築家に設計を依頼しているのは、どういうことだ ? 変ではないか ?」という反論で応えたいと思います。 「じゃぁ、何故それに応募するのだ ?」 と、みなさんは疑問をもたれるでしょう。弱小事務所としては、地元の新聞に掲載されるということは、素人に知って貰うという点で、その宣伝効果は無視できないものがあるからです。悲しいことに、全国区の賞を獲ってもこれほどの効果は期待できないと感じているからです。これは、仕事の依頼が増えるという直接的な効果ではなく、知って貰うという効果という意味です。 |
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