世の中にもの申す 8 |
住宅の鍵の引き渡しは、財産の引き渡しでもあります。
現場施工中の責任は施工会社が持ちますが、鍵が引き渡された後はまだ引っ越しが済んでいなくともお客さんが責任を持つ必要があります。このことから設計事務所自体は鍵の引き渡しには関与しないのですが、立ち会いはします。その上でこれからの責任はお客さんにあることを伝えます。 今回の住宅を引き渡した翌日(まだ引っ越しは終わっていない)、ある設計事務所が施工会社に見学を申し出て・・・それを、たまたまお客さんに伝えるのを忘れていた・・・たまたま手直しがあって玄関の鍵を担当者に貸していた・・・その日担当者は、たまたま別の用事でいなかった・・・別の人がその設計事務所を案内した
やっと、引き渡すことができて「ほっ」とした翌日にそんな電話がかかってきてびっくりです。
施工会社に申し込んでいるのだから良いだろう・・・は通じないと思います。引き渡し後だと知らなかったも、通じないと思います。・・・なぜなら、かれらが設計を職業としているからです。堂々と設計事務所に直接申し込めばいいと思いませんか
?設計したものを見てもらうことは、嬉しいことですが・・・
そういう設計事務所に、お客さんのことを思った設計ができるのでしょうか ? 自分のお客さんの利益だけは守るのでしょうか ? 文句を言いに行って、フィルムも取り返してきましたが・・・「あ〜ぁ。また敵を作ってしまったなぁ」と、憂鬱な気分でした。 |
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