ひとりごと 過去掲載分-01 index

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1999/02/01-1999/04/26掲載分をまとめました。

────  目次  ────


1999/02/01 スキャナ

スキャナがないので竣工写真を読み込みできません。斎場の分は以前、友人のを借りて画像を造りました。皆さんウェブページのためにスキャナを買うのでしょうか ?  他にどのような使い道ありますか ?なんか、せいぜい案内図のための地図読み込みくらいでしょうか。でも今は fax をその代わりにしているのですが、十分事足りているんだよね。


1999/02/01 Web Site

ウェブサイトを造るにあたって、他の設計事務所のをいろいろ見たんだけど、興味を引くのは少ないよね。うちのも似たようなものかしらん。それ以前に、なんのためにホームページを作るかがよく分かっていない・・・僕は。みなさん、ウェブページって営業になるのですか。自己満足ですか ? 僕がウェブページを作ったのは、とりあえず作れる方がいいかなと・・・でも自分のパソコンの中に置いてあるだけにしていた。ところが、最近、陶芸家の友人がホームページを作ったって連絡をくれたのです。あぁ、これじゃ今度あったときに自慢されちゃうな。  っていうことで、公開しようかな・・・と思ったわけ。でも公開することになんの意味があるかは、まだよく分かっていない。

他の設計事務所のページを見ていて、自分のことを『建築家』と呼ぶ人の多さにびっくり。私は、自分のことを自分で『建築家』とはとても言えない。

自分の親くらいの年齢の営業担当者や現場の職人さんに『先生』を言われて平気な人にもまいってしまう。建築家の地位は低いけれど、呼ばれ方だけでもちょっと上に見られたいのか ?  あぁ、「世の中にもの申す」になってしまった。


1999/02/03 うちの車

昨日、現場の帰りにうちのユーノスロードスターは、13万kmを超えました。最近乗りたいようなデザインの車がないのと、お金がないのと両方の理由で当分この車に乗るつもりです。でも、10万kmを超えたあたりから故障が多くなってきました。何ヶ月か前には、窓を開けるハンドルとガラスを繋ぐワイヤが切れてしまい運転席側の窓が開けられなくなりました。(うちのはパワーウィンドウではありません。ハンドルをぐりぐり回して開けるやつです)現場までは4ヶ所も料金所を通っていくのですが、いちいちドアを開けてお金を払っていました。すごく格好悪かった。
それ以来、どうも窓の調子が悪く、ドアをバタンと閉めると窓がちょっと1cmくらい下がってしまうのです。そっと閉めればいいのですが。
昨日は現場で何の気無しにドアを閉めてしまい、窓がちょっと開いたままになっていたらしく、帰るときシートまでべたべたに濡れてしまい最悪でした。そう昨日は雪が降っていたのです。帰りはシートにビニル袋を敷いて運転しました。不覚です。

2000/02/03
昨年13万kmだったユーノスは今日で144,700kmです。殆ど仕事が無く、乗ってなかった割に距離が伸びているのは旅行が多かったせいでしょうね。距離が伸びてきてだんだん交換部品が多くなってとうとうクラッチで・・・。一体何キロくらいまで乗れるのでしょうか。

2000/05/12    150,100km
2000/09/28   ボディ全体を磨いて貰い、新車のようになる
2001/01/05    158,971km
2002/01/04    168,874km


1999/02/08 windowsとmac

昔のように、製図板に向かってシャープペンシルで図面を描く姿は今はもうありません。パソコンを使って図面を描きます。そういう訳で、パソコンの話で盛り上がることもあるのですが・・・。

アップルのマックを使っている人と、windowsを使っている人とでは、お互い相容れることがないようです。「ウィンドウズは使いにくいから・・・」 「マックをビジネスで使うのはちょっと・・・」 などと、もう一方の欠点ばかり言い合っています。我々は、両方をそれぞれの都合のいいところで使用しています。片方しか使わないで、使ったとしてもちょっとだけ使って、もう一方をけなすのはおかしいことなのに・・・。

僕にすれば、車のマニュアルとオートマチックくらいの差でしかないのですが・・・。道具をけなすよりも、問題は、それを使ってどういうものを設計するかの方が大切ですね。


1999/02/08 年賀状について

パソコンが普及して、カラープリンタが安くなって、年賀状ソフトに手が伸びるのでしょうか ?宛名や住所も印刷、裏も年賀状ソフトに付いていたクリップアートの絵か、家族の写真をスキャナで読み込んだもの。一年に一度の機会なのに、一言くらい手で書けよな。  とは、思わないのですね。そういうことを思うのは私だけなのですね。「いやいや、葉書をプリンタでうまく書き出すのも大変なんだよ。いつ詰まるかを横でじっと見ていないといけないし・・・」んなくらいなら、私あての分だけでもいいから手で書いて !!! それが嫌なら、べつに出さなくてもいいから・・・

そろそろ、義理で出すのは止めませんか ?  ・・・と思って、出さないでいると、来るからまた出してしまう。自分から止める勇気のない私です。

でも、当事務所は、住所や宛名・一言は絶対手書きです。  以外とそんな印刷してないのは貧乏くさいと思われているかも知れないって ? ほっといてくれ !!!


1999/02/11 つまんない競争意識

ウェブページを公開したことを、前に話した陶芸家の友人に黙っていました。僕よりちょっと先に公開したということで、威張られてもな !・・・と。ところが、ばれてしまい、その上「リンクしてやる」といっていたとか・・・  んにゃろ ! リンクなんぞ、していらんわい !!!

こんなことなら、もっと素早く公開するんだった・・・と後悔しきり。これまでは、お互い貧乏度を競っていたのに、 これで 0勝1分 か。つまらない、見栄っ張り競争でした。


1999/02/11 最近、「どきどき、わくわく」する事ありますか ?

広島の現場でのこと、もう竣工間際のある日(1997/12/08/15:50-18:30) 「あこがれの人が、来てますよ !」と現場担当の谷本氏に呼ばれた。「おっかしいなぁ。こっちには知っている女性なんかいねぇよな ???」 (女性だと思いこむところが怖い)

表に出てみると、村上徹氏が野村建設の野村峰夫専務と共に立っていた。「四季が丘の家」で打合せをした帰りだという・・・

以前から、見積もりを取るときの経緯や 「村上氏の建築は美しいよね」 などと雑談の合間に話したりはしていたけれど、専務の計らいに感謝です ! 結局、一時間近くも話をしたり現場を見てもらったりで、ラッキーな時間を過ごすことができました。

スマップの「キムタク」に会えたファンの気持ちが分かるような一時間でした。


1999/02/15 インフォメーション

ヨーロッパを旅行していると、駅か町の中心部には必ず 「i」 マークの、インフォメーションがあります。駅に着くとまずインフォメーションに行って、その町の地図を貰います。殆どはそこでホテルの予約もできるようになっていて、「シングルかダブルか、ツインか」 「with shower か with bath それとも without bath か」 「予算はこれくらい」 「何泊か」などと伝えると、地図に印をしてくれ、そのホテルに電話して貰えます。

北欧では、その予約手続きに数百円の手数料を取るところもありますが、だいたい思い通りの部屋を紹介してくれるので、ありがたいのです。ホテルは、朝であろうが、空いて掃除の済んでいる部屋があれば、入れて貰えます。100日間くらい旅行しましたが、「チェックインは15:00からです」 なんて言われたことは一度もありません。「予約はありますか ?」 「いいえ」 「満室です」 ホテルの外へ行って電話して「部屋ありますか ?」 「はい、予約を受け承ります」 「・・・ ?」・・・といった日本のようなことはなく、フロントに行ったもん勝ちです。 

だって電話予約の人は来ないかも知れないけれど、我々はお客さんとして、目の前に立っているのですから・・・合理的ですね。まず、部屋を見せて貰って嫌なら 「替えてくれ」 気に入れば にこにこ していれば OK。1泊より数泊するといい部屋をくれます。ベランダ付(10帖位もある)の部屋をよく貰いました。ケルン・ヴェネツィア・アテネなどなど。

昼食はレストランで、夕食はパンやハム・野菜を買ってきて、ベランダにテーブルと椅子を出して、ケルンの大聖堂を見ながら・・・安ホテルでもリッチな気分になれます。

交通に関しても旅行者に便利になっていて、「ストックホルムカード」とか「コペンハーゲンカード」といったものが、インフォメーションで売っていて、数千円で期間が数日。公共交通機関乗り放題、美術館などはそのカードでフリーパス。ユーレイルパスも便利でした。ヨーロッパの殆どの国の鉄道乗り放題で我々には、「黄門様の印籠」くらいの威力を感じました。鉄道だけではなく船にも結構使えたりするし、とりあえず見せたりして・・・ どうじゃこれが目に入らぬか !!!

そう考えると、日本での旅行は型にはまっちゃって。交通も宿泊先も全て予約して・・・途中でどこにいこうかなんて、行き当たりばったりの旅行はしにくいよね。よく言われました 「日本に行ってみたいけれど、高いから・・・」 それでは、真の国際化は難しいよね。ある意味オープンではない。

あぁ、国内旅行をしにくくしているのは、累積黒字を解消するために、みんな外国に行ってブランドものを買い漁れってこと ???


1999/02/18 特別養護老人ホーム

これまでに2度 「特別養護老人ホーム」 の設計をしたときに、作業に取りかかる前に、現状の問題点を洗い出すため、幾つかの施設を訪問して見学させて貰いました。

ある施設でのこと・・・車椅子に乗った おじいちゃん が、廊下を進んでいます。  ゆっくり、ゆっくり自分ではまっすぐ進んでいるつもりなのでしょうが、ちょっと斜めに進んでしまったのでしょうか、そのうち、窓のところまで行ってじっと止まってしまいました。 僕は、「窓の外を見ているんだろうな」 と思っていたのですが、それを見ていた寮母さんが、車椅子の向きをちょっと変えてあげると、またそのおじいちゃんは、前に進み始めたのです。

えぇーっ ? 向きを変えることができないために、方向を変えて貰うまで、ただじっと待っていたということでしょうか ? 不謹慎だと思われるでしょうが、僕はこの時 「電池で動くプラモデルの自動車」を思い出してしまったのです。

僕にとっては、その老人達が、意志を持っているのか、持っていないのか、よく分からないのですが、寮母さん達は、すごく丁寧に相対して応対しているように見受けられました。若い人たちも大勢いるのですが、「よくこの大変な仕事をこなしているな」 というのが実感でした。

「最近の若い者は !!!」 とよく云われますが、こういう人たちを見ていると、「いや、まだまだすてたものではない」 と、ちょっと嬉しくなりました。

そのとき聞いた話では、「ぼけ」 ていても  「自分の人生で、充実していた頃」 の事は、よく覚えているらしい ・・・とか。その話が、本当かどうかはよく分からないのですが、もし本当なら、「わしは、設計が、すごくうまくてな、この建物もわしが設計したんじゃ。ほれ、見てみ !」 とか言って自分のよだれで、床に絵を描いていたりして・・・

あっ、そういえば、「火葬場」も設計していたんだ・・・


1999/02/22 日本海側と瀬戸内

私は日本海側で、和泉は瀬戸内で育ちました。

広島で「刺身」を食べたときのこと・・・そのなかに「さざえ」も殻付きであったのですが・・・? なんか変なんです ??? 味は同じだし・・・ そうです。殻に棘がない !!! 「これ、おっきいタニシみたいだね」「棘がないと締まりがないよね」「画になんないよね」 私の内では、すごく受けていたんだけど、和泉はちょっとムッとしていたようです。

外洋に面していると岩のくぼみから波でさらわれないように、殻に棘が出ているけれど、瀬戸内海のように穏やかな海だとその必要は無くなるということなんだろうね。長い年月をかけて形が変わっていった・・・ってすごいよね。

近代になって交通が発達したので、人の動きも大きくなったけれど、昔は生まれ育った街でみなさん過ごしたのでしょう。人間も「さざえ」とおなじか ? 「金沢の人じゃないでしょう ?」 と和泉はよく聞かれるそうです。気候温暖で明るいところで育った人と、雨や雪が多く冬には太陽を見ることは稀、という土地で育った人では、やはり性格まで違ってくるのかも知れません。

そうです。私、性格、暗いです。

(でも、こちらの人みんなが暗いというわけではないんだけどね・・・こう書いておかないと文句のメールが来ても困るからね・・・)


1999/02/25 雪除けについて

僕たちが小さい頃、冬の一日は「シャンシャンシャン」というチェンを付けたバスの走る音で眼が覚めて始まりました。スパイクタイヤやスタッドレスタイヤのない時代です。雪が降った日は、眼が覚めると、学校へ行く前に、家の廻りの雪除けをするので、いつもよりちょっと早く起きなければいけません。

田舎だったり、雪のもっと多い地方では、またやり方も違うのでしょうが、うちは金沢の街中の隣家がくっついて建っている処にあります。そういう所では、自分の家の前だけ雪除けをすると、「こんなんじゃダメだ !」と親にしかられます。ちょっと、なにげなく、隣の家の前までしなければいけないのです。しかし、隣の家の前を全部やっちゃうのもだめです。「一所懸命やっていたら・・・あれっ、気付いたら隣まで来ちゃった」・・・という雰囲気が必要なのです。そこに住んでいるのが、高齢者ならもっとやってあげる必要があります。道を歩いていて、雪除けをしている人の前を通るときは「ありがとう」とお礼を言って通ります。だって、歩きやすくして貰っているのだから・・・そういうふうにして、親は近所とのつきあいを子どもに教えてきたのでしょう。

先日、雪除けをしていたら、通りかかった近くのマンションに住んでいる親子の子どもが、「この人何してるの ?」とお母さんに聞いていた。その返事は聞こえなかったけれど、子どもからこういう質問がでることと、今の小中学生が以前と変わってきていることは関係しているような気がしました。


1999/02/25 Web Siteの更新について

「はやく更新して次のページを読ませてよ」と、和泉が要求しています。このサイトの唯一熱心な読者は、和泉のようです。書き貯めてあるものを修正して、何日かに一回小出しにしていくだけなので、出来ないこともないのですが 「癖になる」と言ってはねつけています。 

「なんだよ、読んでるのはおまえだけかい ?」

とりあえず、1週間に2度、月曜と木曜の更新にしようと思っています。


1999/03/01 ティッシュ-1

別に 「花粉症」 でも無いのですが、昔から鼻が弱く、特に午前中は調子が悪いのでティッシュの箱は離せません。外出するときはポケットティッシュです。街角で配っているのを和泉が貰ってくれます。僕は「いいかっこしい」なので通り過ぎるのですが、「あなたが使うくせに・・・」とぷんぷんしながらも、ちゃーんと貰ってくるのです。

役所と打合せの時に、鼻をかもうとしたら、「テレクラ」の宣伝用のやつで、ちょっと格好悪かった事がある。「貰うときに選べよな !」と言えば、どうせ「じゃぁ、自分で貰ってくればー」って返ってくる。 「・・・」

出かけるとき和泉にいつも言われます「ティッシュ持ったぁー ?」  おれはガキか ? 3つ持ったわい


1999/03/01 長〜い親切

我が家の近所に友人で、我々よりちょっと年上の小島夫妻が住んでいます。金沢に帰ってきて最初に和泉の友達になってくれた人です。うちは朝日新聞を購読しているのですが、「朝日には、折り込み広告が入らないんで不便なんだよ」と話していたら、それ以来、読み終わったら、うちの郵便受けに入れてくれるのです。ご主人も仕事でパソコンを使っているのですが、購読している雑誌の次の号が来たら、うちに持ってきてくれます。「nifty serve magazine」「日経バイト」「日経パソコン」「日経windowsNT」などなど。

それで、うちはパソコン誌を買う必要が無くなりました。親切で、何回か持ってきてくれるというのならよくある話かも知れません。ところが、折り込み広告も雑誌も、もう何年も・・・

我々は、恵まれているなぁ・・・と思います。ものを貰えるから、という事ではなく、そういう友人に・・・という意味で。

親切は、一時的には僕だって出来るけれど、継続してすることは難しいと思います。


1999/03/04 奥深い Web Site

「webは奥深いなぁ !」 と、思わずつぶやいてしまうことがある。

検索エンジンを使ってwebの中をぶらついていて、いいページはそんなに凝ってないということが分かってきた。めだとうとしてなのか、原色に近い色使いが多いページ,やたらチカチカ光ってるページ、やたら画像が多くて表示が遅いページ・・・そんなのは1ページ目で  バイバーイ。自分の顔写真を載せてるのにかぎって、つまらんのが多かったりして・・・「あぁ、インターネットは巨大なゴミ箱だぁ」と、思いながらもまた次のページをみてしまう。

「ぱくり」も多いな。実際にその人が創ったのか、ぱくったのかの判断が難しい。いかにも自分が考えたように書いてあるけど、いろいろ探すと出典は別の所にあったりすることが多い。偽の情報と本物の情報との判断は、テレビのワイドショーを見るより難しい。

ときたま、こいつこんなにうまいのに何故一般公開するの ?  もってぇねぇ !ってのもあって、そんなページ見つけると るんるん。夜中、一人で 「くっ、く、くっだらねぇー !!!」 と叫びながらも ちょっと得した気分になってしまう。



腹藝春秋 http://www.bekkoame.ne.jp/%7Eharagei/index.html  からの抜粋

これって、広辞苑を隅から隅まで読むってことだよね ???

国語辞典は、言葉をただ五十音順に並べているため、思わぬ言葉
が隣り合わせになったりする。広辞苑第五版、発売記念!

キムジョンイル【金正日】
朝鮮民主主義人民共和国の指導者。金日成の長男。一九六〇年代から政治活動を始め、金日成死去後、名実ともに最高指導者。

きむずかしい【気難しい】
気分がすぐれない。うっとうしい。自分の考えや感情にこだわり、たやすく人に同調しない。神経質である。「―・い夫」(広辞苑第五版)

        何も言うことはありません。思わず目を疑いました。
        「たやすく人に同調しない」ところなんか、まさにそのまま!
        意図的ではないにせよ、当然のことながら編集部は気づいてますね。岩波書店が
         テポドンに狙われませんように。
 

バレンタインデー【St. Valentine's day】
(聖バレンタインは二六九年頃殉教死したローマの司祭)二月一四日。聖バレンタインの記念日。この日に愛する人に(特に女性から男性に)贈り物をする。日本では一九五八年頃より流行。
はれんち【破廉恥】
恥を恥とも思わないこと。恥知らず。鉄面皮。厚顔無恥。「―漢」不正・不徳の行いをすること。「―な振舞い」(広辞苑第五版)

        愛の告白が大胆すぎたのでしょうか。
        しかし「恥知らず。鉄面皮。厚顔無恥。」という説明のダメ押し加減には舌を巻
         きます。そんなに責めないで。



げんれい工房/言霊参上 http://www.alles.or.jp/~katsurao/  からの抜粋

何のためにこういうもの造るんだろう??? しかし、う、うまい !!!
一字一句味わって飲んで下さい


 


1999/03/08 難解な建築家の文章

建築家の文章は、「わかりにくい」「自己満足」または、「へたくそ」というのが、一般的な人々の意見だということを、建築家のみなさんは知っているのでしょうか ?

建築設計を職業にしている私でも、「こんなの読む気しねぇ」「かっこいいこと並べてケムにまいてるよな」と文章を読みながら、イライラすることがあります。「けっ、偉そうな事書いてるけど、これ、格好悪いじゃん」と思うこともあります。「やっぱり、雑誌に掲載されるのだから、いいかっこしとかんとな」なんて言いながら、書いているのでしょうか ?それとも、本気でそういう文章が頭の内にあるのでしょうか ?

-略- 2階の廊下とも広間ともつかないような場所をギャラリーとして設定してある。そこはトップライトから光が射し込み、日々刻々と表情を変える。日常生活と自然の移り変わり。さりげなく展示された絵画。強くはないが多様な空間。また、空間の配置だけでなく形態のレベルでもヒエラルキーの消去を心がけた。壁や屋根、床などの建築的な要素を抽象的な形態にまで還元した上で、強い全体性を帯びるように統合するのではなく、差異を有したそれぞれの要素を等価に寄せ集めている。-略-

日常生活を内包する四角い部屋とそれらを結ぶ導線が合理的に、しかし互いに貫入し光と陰を伴いながらあいまいに混ざり合う。その中を家族が移動し、様々な視線が交錯することになる。そのことによって、一見単純に見える小さい住宅に、変化する情景が生じる。そのとき、この住宅は強い中心をもたないヒエラルキーのない場となって現れる。それは、この住宅が家族をさりげなくつなぎ止める場となって現れることをも意味している。   新建築住宅特集9711より抜粋

藤森照信氏「一本松ハウス」 屋根の上に、松を植えた家
-略- 福岡での土地探しの段階で、つまり依頼のあった当初、唐津の海辺の屋敷を仮の土地としてイメージスケッチしたものを今見てみると、屋根には植物が載っており、設計者は当初からその気であったことがわかる。しかし、いくら設計者がその気でも、世間一般はそうしたことにはその気でないのが常識というもの。で、いつものような、といっても先行住宅の「ニラハウス」が一度であるが、どのタイミングでどう切り出したものか設計者も迷うのであった。

次第に固まり、もうこれ以上放っておけないという時期に、今日こそはいい出そうと打合せに臨むと、施主の方からしばしの沈黙の後、「ウチでは何を植えられるのですか」。ホッ。もしこれが「まさかウチでも」だったら気弱な設計者は、オデェカンサマ、メッソウモナイ。ホッとして、モームの雨降る庭に目をやると、老若の松の庭。「松にしましょう」。 -略-   新建築住宅特集9901より抜粋

私は、藤森氏の文章の方が、設計や打合せの情景が浮かんできて、真実っぽいと思うのですが・・・


1999/03/10 近火見舞い

以前、近所で火事がありました。
次の日、「近火見舞い」だといって、つきあいのある工務店や友人がお酒を持ってきてくれるのです。
「いや、うちは全然被害なんてないし、ただ町内が同じと言うだけであって・・・」と言っても・・・
金沢だけですか ? こんなことするの ? 一体この由来は何なんだぁー ?

そして、お酒だけが並び、私たちは只儲け ? いいのか貰っちゃって


1999/03/10 車と荷物

東京にいるときは、ヤマハの「XJ」に、金沢に帰ってからはカワサキの「ZZR」というオートバイに乗っていました。バイクは風を感じることができる・・・なーんて、うそっぱちで、革ツナギを着て、ブーツはいて、手袋して、フルフェイスかぶって・・・感じるのは、「風圧」でした。

ユーノスロードスターに乗って初めてそれに気付く事ができました。「ヘルメット無しで風の中を運転するのは、なんて気持ちいいんだ」・・・と。まぁ、コーナーを抜けていくときの快感みたいなものは車で感じることは難しいし、加速感もバイクにはかなわないのですが、年齢を重ねるに従って、スピードより気持ちよさを採るようになってしまいました。

・・・ところが、「それは、分かった、でも、もっと沢山荷物を積みたい !」と和泉は要求します。そうですユーノスのトランクには殆ど物が入らない。あまりに、トランクが狭いために、里帰りの時は、積む荷物のことで、いつも喧嘩になってしまうのです。我が家の、次の車を選ぶポイントは、「気持ちよさ」と「荷物を積めること」です。

僕は、そんな年に数回のことくらいで・・・と思っているのですが、女性は、現実的だね。


1999/03/15 中年太り ?

建築の現場では、建築、電気、設備の三者が打合せをします。 何故か、建築・電気の担当者はスリムですが、設備の担当者は概して立派な体格をしています。 どうしてなんでしょうね ??? なんとなくは想像できるのですが・・・いいにくい 

私は、学生の頃から体型も体重も20年近く変わっていませんでした。 「やせてるね」とか「細いね」と、人に言われるのが苦痛で、何とか太りたいと思っていたのですが、なかなか・・・和泉は「私が食べさせてないと思われるじゃない !」というのですが、太れないものは太れない。 雑誌でも「痩せるために」という特集はあっても「太るための10ヶ条」なんていうのは無いし・・・ 

ところが、数ヶ月前からズボンのチャックをあげるのがが苦しくて 「どうしたんだろ ??? 便秘 ?」なんて思っていたのですが、おなかが出たみたい・・・経験のないことなので、原因に気付くのにかなりかかってしまった。 今まではおなかをつまんでも、皮膚しかつまめなかったのに、ちゃんと厚さをもってつまめるようになりました。 

痩せてても、中年になるとちゃんとおなかは出てくるんだなぁ・・・と不思議な感じがします。 「おなかが出て喜ぶ人も珍しい」 と、和泉が笑っています。 


1999/03/18 ブラウザ

このwebpageはネットスケープのコンポーザーで造っています。ところが、マイクロソフトのインターネットエクスプローラーで表示するとうまくいかないことがあります。特別難しいことをやっているわけでもないのに・・・作るソフトによって表示され方が違うのは何故?

考えられる理由としては、

  • 私の作り方が悪い-----でも他のサイトを見ても「このページは○○○でみてください」と標記してあるところを 見ると、やはり私のせいではないような気がする。
  • ネットスケープのコンポーザーのバグである-----この可能性はゼロではないだろうと思う・・・・が、エクスプローラーより先にネットスケープ社のブラウザが有ったのだから・・・

  • マイクロソフトがネットスケープに意地悪してる-----
  • ギャハハハ !多分これだ ! これ !  ( あくまで個人的な推測です。念のため )
本当は、HTMLの言語仕様が明確でないということらしいです。例えば、FONT SIZEを指定しても、実際に画面上でどの程度の大きさで表示するかは、各ソフトハウスにまかされているそうで、その考え方がネットスケープとマイクロソフトで違うということらしい。・・・と、日経バイト1999/2号に書いてあった。

1999/03/21 柳田理科雄氏著

「空想科学読本」をご存じですか ?
宝島社 柳田理科雄氏著 は、なかなか面白い本なのですが、その作者のSPAに掲載されたコラムの文章をパクリ・・・というか、そのまま、いかにも自分が書いたように、載せているサイトがあります。

「出典が書いてあれば載せても良いか」というとそれもいけないことなのでしょうが・・・もし、出典が書いてあれば「じゃぁ、その本を買ってみようか」ということにもなって、幾らかはまし。インターネット上の情報をどこまでオリジナルと判断するかは難しいと思います。面白いから人に伝えたい気持ちは分かるけれど、文章全部を掲載することもまずいだろうし・・・

と言いつつも、まぁ、いろんなサイトに掲載されているからと・・・掲載しちゃお柳田理科雄さん!ごめんしてね! 僕は、ちゃんと本を買っていますから気がひける分、コピーできないようにしておきます。 →ハイジ


1999/04/01 転勤

義兄が広島から転勤で東京にいきます。世間ではよくある単身赴任ですが、今更ながら大企業はつらいなぁ・・・と思います。

社員寮は「成城」にあるそうで、「いいなぁ・・・」と、多摩川を越えることが出来ず「向ヶ丘遊園」に住んでいて、都内に住むことにあこがれていた私たちは、一瞬うらやましがったのですが。でも、若いうちならともかく、家族がいるのにひとりで「成城」で住んでもねぇ。

事務所に営業に来てくれる方達にも、単身赴任の人が結構いらっしゃいます。防水メーカー・照明メーカーの方など・・・。休みの日に奥さんと娘さんと一緒に「武家屋敷」を案内しているところをお見かけしたこともあります。「最初はよく帰っていたんですが、なかなか大変で・・・たまには家族サービスを」とぼやいていました。

転勤のメリットってどうなの ? 馴れ合いになってしまうのを防止するとか、幅広い知識を身につける、初心に返って緊張をもう一度とか、まぁこっちでは人が余っているけど向こうには足りないから・・・とか ?  最近では、リストラの口実とか・・・

この件以来うちでは、「今東京で住んだら・・・」が、よく話題になります。・・・で、結局は「どこに住むか、だよね」ということになります。以前住んでいたところは、遊園地の隣で、ベランダからは緑と観覧車が見える環境のいいアパートでした。「窓を開けたらすぐ隣の家ってのは、嫌だなぁ・・・」とか「陽当たりがよくないとね」とか「散歩できるところが良いよね」なんて、条件の下でなら行ってもいいなぁ・・・東京で、「んなところ、ねぇだろ」ということで、「やっぱりダメか」が結論になります。
我々の場合単身赴任なんて考えもしないですから・・・まぁ、ありえないけれど

たまに会って新鮮でいいか ? 昔を思い出したりして・・・うちなんか、毎日ずっと一緒だから、「たまには出張でも行ってくれ !」って言われることもある。・・・でも、ないんだよね。


1999/04/08 威嚇射撃の不思議

先日、北朝鮮の工作船に威嚇射撃をしたことがニュースになっていました。

政治的なことは、おいといて・・・私が興味をひかれた・・・というか、疑問に思ったことは、威嚇射撃をした時間と撃った船の名前が書いてあったことについて。

5回の射撃 (警告射撃が 2回と威嚇射撃が 3回 警告と威嚇の違いはなんだろう? )が行われたようですが、撃った船が全部違うことに、みなさんは気付いていましたか ? すごいスピードで逃げる船を撃つのに順番に入れ替わってというのはどう考えても不自然だとは思いませんか ? 常識的に先頭を行く船が・・・と思うのですが。

日本側から(実戦として)撃つというのは多分戦後初めてのことでしょう。実戦の練習 ? としていい機会だからみんなで体験しとこう・・・という考えがあったのではないでしょうか。工作船も胡散臭いけれども、日本の対応も胡散臭いと感じた一件でした。


1999/04/12 選挙について-1

選挙期間中、「私は○○をします」なんて話す候補者は殆どいない。テレビや新聞で言っているのは都知事選くらいでしょう。県や市議会議員の政策を聞いたことがありますか ?
馬鹿の一つ覚えのように「どうか、お願いいたします」とただ繰り返すだけで、サルと同じに思えてしまう。かつては、立会演説会など政策を伝える場があったが、今はやっていない。我々が、候補者を選ぶよりどころはなんだ !?

選挙の始まる前に、町内会で後援会名簿 ? に署名してくれと用紙が廻ってくる。 (私は断るが・・・)。候補者の政策も知らない内に、署名すると言うことは、ある意味、候補者名の「脳内への刷込」ではないか ?何故、町内会でこういうことをするのだろう ? こういうこと、これは選挙違反にはならないのだろうか ?

電話がかかってきます。
「△△の後援会事務所の者ですが、ぜひ△△をよろしくお願いいたします」 (まぁ、ここで「はい、はい」と言っておけばいいのだが・・・)
「よろしくっていわれても、その人当選したら何をしようとしているの ? 政策は何 ?」
「えっ・・・」 (言葉に詰まっている。だって、電話をかけている人は、その候補者の政策なんか知らないんだもの)
「政策の気に入った人に投票したいと思っているんだけど」
「はぁ、そうですか」 (電話を切ろうとする。おいおい、本当に政策無いのかよ。こいつ、切ろうとしてるよ)
「じゃぁね」
「はぁ、よろしくお願いいたします」 (それしか言えないのかい ? )

候補者は、我々をおちょくっていると思います。世の中「よろしく」で通ると思っている。またそれで当選するのだから、しゃ〜ないわな。


1999/04/12 選挙について-2

国会議員だった人が知事に立候補したり、県会議員だった人が知事に立候補したりということは、ちまたではよくある話です。

自分が何の職業に就くかは、当然その人の自由です。しかし、国会議員や県会議員などという職業は、選挙で選ばれたということで、投票した人がいて初めて成り立つ職業です。ですから、個人の思惑で「辞めたくなっちゃった」とか「あっちの方がよさそうだし権力もありそうだから」と勝手に乗り換えられても困ります。その任期が済んでから別のことに立候補するのは分かりますが、任期途中で放り出した後、別のものに立候補するということは、投票した人を裏切る行為だと思います。

例えば、「知事」というのはその地方自治体をどう誘導していくかという職業で、「県会議員」というのは、「知事」が暴走しないようにチェックする職業のはず。県会議員の上が知事ではなく、本来、別個のもののはずです。でも、おおかたの人は、知事 > 県会議員 というように考えてしまい、乗り換えて立候補することに疑問を抱かないということでしょうか ? 東京都知事の場合だと、都知事 > 国会議員ということになるのでしょうか ?

ある会社に就職するために、「口をきいて下さい、お願いします」といって就職した後、しゃーしゃーと「あっちの会社の方が給料いいもんね !」と言って、口をきいた人には断り無く別の会社に移るような人を、あなたは信用できますか ?

私はできないんだけど、みなさんは、投票してあげるのは何故ですか ?
まぁ、そういった「ちゃっかりもの」の後ろに付いている方が、生き残れるかも知れないけどね。
まじめなこと言ってても、暮らせないのが現実でしょうから、わからん事もないのですが・・・


1999/04/15 選挙について-3

石川県小松市で北栄一郎氏 (ホントは氏なんてつけたくもないが・・・) が県議に当選しました。この人知ってますか ? 小松市長だった、1997年1月のロシアタンカー重油流出事故のさなか、女の人とサイパンに旅行していた(・・・という報道でした)くせに、「大阪に行っていた」という、しらじらしい嘘をついた人です。当然その嘘はばれてしまい、市長を辞め(辞めさせられたと言ってもいい)ました。この人は、恥ずかしさも知らないので、次の市長を決める選挙に出て我々を驚かせました。「おいおい、プライドはねぇのかよ」って感じ。当然落選 「そりゃそうだろ」
その次には、県議補選。また落選 「こりないねぇ」
あっ、そうか自治省出身だから、他にする職業がないってことか ?

またまた今度は、今の県議の選挙に立候補してきたんで 「しつこいやっちゃなぁ。余程、政治家にはうまみがあるんだろうねぇ。当選するはずないじゃんか」と思っている内に当選しちゃいました。

「おいおい、小松市民 ! 大丈夫か ? 嘘つきはダメだろう ? 嘘つきは・・・」



ニュースで、「今年の投票率は57パーセントでした。昨年より7ポイントアップです」などといっているが、何故、パーセントではなくてポイントなのでしょうか ? 変な感じなんですが・・・
「ネッスル」といっていたのが、ある日から突然「ネスレ」に変わったのと同じかなぁ。「今日から○○は△△に読み方を変えます」と、ちゃんと伝えて欲しいなと思います。それにしても、誰が決めているんだろう ?

09/23/99追加

共同通信社『記者ハンドブック』の『パーセント』の項に載っていました。
パーセントで表された数字の比較や増減についてはポイントを使う。


1999/04/26 ネチケットについて

「ネチケット」って知ってますか ? ネット上でのエチケットのことですが、ネットでは顔が見えないことと (表面的な) 匿名性のために、最低限のマナーを忘れる人が多いと思います。
この web page では、データをダウンロードできるようになっていますが、 web上で垂れ流しにはしたくないとの理由でパスワードを掛けています。データを使用したい人は、パスワードを要求して貰います。そうすれば最低限名前と何人が使用しているか分かる・・・という理由で。
ところが、「名前 ○○」・「メールアドレス △△」・「これとこれのパスワードが欲しい」
これだけしか書かれてこない。パスワードを送ったらそれっきり。
実際の生活で考えてみると、見知らぬ人の所に行って、「こんにちは」の挨拶も無しに欲しいものを手に入れる・・・なんて考えられないですよね。

元々は、大学を結ぶ通信から育ったインターネットは、ボランティア性がありました。
アンダーグラウンドなサイトも数多くあるけれど、本来のボランティア的なサイトもしっかりあるところからwebの有効性は保たれていると思います。その趣旨に添ってこのサイトは公開しているつもりです。利用する人も少しはネチケットをもって欲しいなと思います。

・・・って言っても、そんな人は必要な物さえ手に入れば、もうアクセスしてこないでしょうから、この文章読むこともないよね。


02/03/00up
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Date: Thu, 13 Jan 2000 03:45:25 +0900
From: "***" <***.ne.jp>
To: <straytsheep@nifty.ne.jp>
Subject: 実施設計図を観たいです

****大学工学部建築学科 学生
             ******←名前
住所:******
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最近、こういう自分の目的を達成するために相手の気持ちなど何一つ考えないメールが多くて疲れます。商売でデータを売っているのなら、何も言いませんけど・・・。そんなわけで、返信にひとこと書き加えることにしました。
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**** さんへ

-architect office- Strayt Sheep のウェブサイトを観ていただいてありがとうございます。
さて、図面を観たいとのことですが、何のために観るのか・・・。また、****氏はどういう人なのか・・・。どういう考え方をしている人なのか・・・。何もわからない状態で、図面を観たい・・・だけの方にパスワードを送るのは初めてです。

とりあえず、パスワードは送りますが、下記の注意事項はしっかり守っていただきたいと思います。本来、私のウェブサイトを読んで頂いていたならこういうパスワードの要求のされ方は無かっただろうと思います。できればウェブサイトを読んでの感想なども添えて頂けたら嬉しいのですが・・・。

NO邸図面 のパスワードは **** です

お約束-------------------------------------------------
データは、メールを送って下さった個人に閲覧権があり
1台の個人的なパソコンでの閲覧を願うものです
また、組織内の複数人に閲覧権があるものではありませんし
2次配布もしないようにしていただきたいと思います
また、許可されるのは閲覧権のみであり、図面内容の使用権は
一切ありませんので、注意していただきたいと思います。
上記よろしくお願いいたします
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僕のひとりごととして聞き流して下さい。
設計事務所の図面というのはすごく大切な財産であってノウハウや技術の大半が詰まった結晶のようなものです。それをウェブサイトで公開しているのですが、何故、パスワードを設けているかについてを一度考えていただきたいですね。建築を志す学生さんである****氏がこれから先、自分の中で図面をいうものをどう捉えられていくのかに関心があります。

もう一つ、コミュニケーションの取り方について
ウェブは顔の見えない相手とtextを介してコミュニケーションをとるわけですが、例えば普通の状態でデータなどを貰おうとする場合、実在する人間と相対するわけです。通常なら挨拶から始まってどういう理由で何に使うために何が欲しいのかを伝えて、最後はお礼で終わる・・・のではないかと私は考えています。

んな面倒くさいこと言うなよ・・・とお考えでしょうか ? 建築という、建物を造る作業は「人」が動いて初めてなしえるものです。コミュニケーションなしに良い建築がつくれることはありえないのではないかと思います。

図面を観て勉強することは大切ですし、是非頑張って欲しいのですが、うまくコミュニケーションをとることは建築家に必要な条件ではないかと私は思います。


このメールに対して

私は現在、****大学建築学科の4回生で****と申します。
就職はハウスメーカーへ決まっています。職種は、はじめは営業になると思います。

今回、長村さんからのメールを読ませていただき、自分の常識のなさ、浅はかさを感じました。これから社会にでていく私にとって、もちろん仕事に関してもそうでしょうが、一人の人間としてとても大切な事を指摘されたような気がします。もともと未熟な私ですが、改めて自分の未熟さを反省しています。また、長村さんに大変ご迷惑をお掛けして、申し訳ありませんでした。

私も今年から建築に携わっていく事になるのですが、大学4年間を振り返ると決して良い学生であった(建築についての考え方、知識等)とは言えません。しかし、最近になって建築について様々なものを知りたく思い、インターネットなどで、無作為に建築関連のサイトを観ています。(この4年間に少し反省しながら・・・・)

私が長村さんの作品が観たいと思ったのは、失礼かもしれませんが、本当にただ純粋に関心をもったと言うことが大きいです。しかし、作品だけに関心を持ったと言う事でなく、サイトにも当然もちました。これからぜひ拝見させていただきたいと思います。

今回、このようにメールをいただけた事に大変感謝しています。
また、その私にパスワードも教えていただきありがとうございました。


という返事を貰いました。なんとなく嬉しくなりました。ただ、ルールに気付かなかっただけ・・・ということですね。しかし、音沙汰無し・・・もよくあります。そういうときは、かなり落ち込んで、どうしてもウェブの更新もおざなりになってしまいます。

他にはこういう宣伝メールもきます
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Subject: おねがい

貴社ホームページを拝見致しました。当社HP もちょっとのぞいてみて頂きたく お願い申し上げます。
尚  貴社リンク欄が有りましたら 当社URLをはって頂ければ幸いです。

                    http://www.***.co.jp/

・・・で、無視しても良いのですが、そういうメールが増えないようにとりあえず返事を出します。

**** さんへ

>貴社ホームページを拝見致しました。当社HP もちょっとのぞいてみて頂きたく お願い申し上げます。
尚  貴社リンク欄が有りましたら 当社URLをはって頂ければ幸いです。

自分のサイトを人に観て欲しいとお思いなら、まず、人のサイトをよく観てその感想でも書いてから、そのうえで、観て欲しいというのが礼儀ではないでしょうか ?私のサイトは「検索サイト」ではありませんので、ただ、なにでもリンクする方針ではありません。また、リンク欄があるかどうかも確かめないでリンクをして欲しいというのも不思議な依頼ですね。「検索サイト」以外のサイトにリンクをお願いするというのは私にとっては理解できない申し出です。

サイトをつくってもその効果を短期間で出そうというのは難しいと思います。長い目で見ることが必要ですし、何より大切なのはコンテンツの充実だと思います。

    長村様

   おっしゃる事、ごもっともです。 大変失礼致しました。 お許し下さい。
   HPを始めたばかりで暗中模索しております。
   今後ともよろしくご指導の程、お願い致します。

・・・という、返事があればラッキーな方です。


2000/04/24up

久しぶりに『ひどい』メールが来ました。こういう返事を出すことは珍しいのですが、最低限のルールはあるはずです。このサイトを読んで『どんなに気むずかしい人かと思っていました。だからメールを出すのも緊張しました』というメールを頂くこともあるのですが、こういう甘えた自分本位のメールには厳しく対処しなければ、色々な処でこういう毒をばらまかれ迷惑する人が増えると思うのです。無視すればいいのでしょうか ? ・・・と、考えていたのですが、注意するとまともな返事が返ってくる処をみると、単にルールが分かっていないだけのようで、悪気はないのですね。

しかし、人間社会では『悪気はないから・・・』で通用するものではありません。何故、こうなってしまったのか原因は何でしょう。僕としては謝って欲しいのではなく、きちんとまともにつきあいたいだけです。

2000/04/19/19:09
Subject: 教えてください

学校の授業で”****”(←建築家の名前)さんについて 調べてくるように言われたので教えていただけないでしょうか?

  ×××× ←名前

2000/04/19/23:39
×××× さんへ
こんばんは。メールを頂いたので返事を書きました。

>Subject: 教えてください
>学校の授業で”****”さんについて 調べてくるように言われたので教えていただけないでしょうか

挨拶もなく、自己紹介もなく、自分の用件だけを書いて済ます・・・という失礼さに驚きます。全く親の顔がみたい・・・といった気分でしょうか ?

知っていることをお教えするのは簡単ですが、自分で図書館などで調べてみるということはする気もないのでしょうか ?

自分で調べたけど、ここまでの情報は手に入ったけど、他に何か知りませんか ? というのが筋だと思います。

楽して課題をこなそうというやり方は、建築の世界で生きていくのは無理だと思います。
何故、よりによって私のところにメールを出されたのかも疑問です。
もう一度よく考えてメールを出し直していただきければと思います。
                                          ~~~~~~~~↑~~~~~~~~~
      我ながら かなり、怒りモードのようで、すごく格好悪い文章です。

2000/04/20/10:21
Subject: 大変 失礼しました
長村様
大変失礼を しました。
おっしゃる通りです。申し訳ありませんでした。反省します。
図書館等で 調べなおしてきます。
本当に ご不快を おかけして すいませんでした。
       ××××

2000/04/21/00:03
×××× さんへ
こんばんは
今日は、富山市へ木製サッシュの工場を観に行って、富山市内の槇氏と池原氏の建築を見学し、その後、友人達と食事をして、さっき帰ってきたところです。んなわけで、返事が遅くなりました。

もし、図書館で調べてからもっと情報が欲しいときには連絡をして下さい。こちらの情報がどれほど役に立つか分かりませんが、その時には協力します。

ちょっときつい表現をしてしまいましたが。ちゃんと返事を頂いて安心しました。最低のルールを守ればメールという手段は便利だと思います。

参考までに初めての相手には、僕は・・・挨拶・自己紹介・どこでメールアドレスを知ったか・ウェブサイトを観て知った場合は感想などを書く・用件・・・という内容を書くようにしています。

2000/04/21/08:57
Subject: ありがとうございました。
長村様

ご親切なメールありがとうございました。
自分で調べて どうしても お教え願いたいときには
今度は きちんと 書きますので 宜しくお願いいたします。
今回のことにつきましては 本当に申し訳ありませんでした。

      ××××


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