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2002/06/22 エミュレーション

うちにあるmacintoshは、かなーり古いものです。LCIIIという FPUが68030・クロック25MHz・ハードディスクは乗せ替えて700MB・メモリ16MB・OS KT7.1・256KBのVRAMをプラス・・というさすが10年前の機種だなぁって感じです。年に数回しか起動する機会もなく、リビングに置かれていたマックはとうとう二階の物置に・・・。こりゃぁ二度と陽の目みることはないなぁと思うとちょっと悲しくなった。

ネットで探していると 『 BasiliskII 』 というフリーのエミュレーションがあると知った。windows内でmacOSが走るという優れモノである。ただのマック風デスクトップとは違って本物のMacOSが動くというのだから、古いマックのソフトも利用可能。本体が物置に行ってもこのDell機でちょちょいと・・・。

ただ、普通に誰でも win 機で mac が動かせるわけではない。mac 内のROM ( Read Only Memory ) からデータをソフト的に取り出して、それを移植する必要がある・・・というわけで、自分自身で mac を所有していなければならない。 ( しかし、68K mac と呼ばれる旧機種のみ動作可能で PowerMacintosh のROMは利用できません。旧機種を合法的に windows 機で利用することが可能ということ )

win機のCDドライブや SCSI 接続機器もそのまま使用可能だった。ソフトもゲームを始め古いEXCEL5もちゃんと動いた。ファイルメーカーproも。日本語変換のATOKもOK。

良かったのは・・・
当時結構高価だったのでビデオボードを入れることはできなかった。13inchモニターに接続された LCIII では VRAMをプラスしても640×480の解像度で32000色だった。今回、21inch モニターで解像度も1600×1200・32-bit color と素晴らしく広い面積を手に入れることができた。小さいモニターでしこしこ動かしていたのがうそのような感じ。 ( windows 機にそれだけの解像度を表示できるボードが挿入してある場合に限る )

Dell機はクロック 600MHz 。エミュレーションでかなりスピードがロスするとしても、もともとが 25MHz とすごく遅い機種だったので、本物より快適にきびきび動作するのが素晴らしい。

現在の不具合は音がいい感じにでないこと。起動音はそのままだけど音楽が切れ切れ。設定の仕方が判らないからですが、まぁゲーム以外は不都合無いのでそのままにしている。
 

デスクトップの状態
windowsでは 1600×1200 ・ 32bit color
macはとりあえず 1152×864 ・ 32bit color
( window表示にしないとmacのキャプチャーだと思われるので )

『 BasiliskII 』 インストールで参考したウェブサイト
BasiliskII Install Howto HomePage


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