FARLAND PARTY
ひびきつくねの ファーランドパーティ
Last Update : 2002.09.12

Copyright T.Hibiki 2002

お答え・その1

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Q1.OS(オーエス)って、なに?
 Operating System、オペレーティングシステム。直訳、操作規格。
 コンピュータでは、ある統一性を持たせた土台の上で、したいことさせたいことを命令し操作していきます。その、土台がOSなのです。
 まず、この土台のデータを、パソコンの電源を入れた時点で、順番に定義していくのです。

 最近の土台には、UNIX(ユニックス),MS−DOS(エムエスドス),Windows(ウィンドウズ)95,98,Me,NT(エヌティー),2000,XP(エックスピー),Macintosh(マッキントッシュ)OSなどがあります(わたし、まっくの詳しいこと、知りません(−−;)。
 あなたがパソコンショップや電気屋さん等へ行くと、ウィンドウズがパッケージソフト(ソフトウェア)として売られていますよね。これだと…… 「他のゲームソフトなんかと変わらないんじゃないか!?」 ……そうです。OSのことを、「基本ソフト」とも言います。

Q2.CPU(シーピーユー)って、なに?
 Central Processing Unit、中央処理装置、の略です。
 あらゆる演算や制御をし、様々なコマンド(命令)に対して、「あれせーこれせー」「こんな計算するのだー」と、ハードウェア各部に実際に指示を出すところです。人間で例えると(これから人間に例えていくことが多くなります)、脳にあたる部分です。

 最近のCPUには、INTEL の Pentium シリーズ(Pentium, MMX Pentium, Pentium2, 3, 4)やCeleron,AMD の K6 シリーズ(K6, K6-2, K6-3)や K7, Athron, Duron、また Cyrix M2, VIA C3 などがあります。性能の単位にクロック周波数[Hz] ヘルツを使い、一般的にこの数が大きいほど、処理が速くなります。

Q3.メモリって、なに?
 何らかの処理を行うときにCPUが計算するための数字を確保したりデータをざっくり保存したりする場所です。例えば、人間で言うと手や足、作業を行う机の上、のようなものです。

 現在コンピュータで使われているメモリの種類は様々です。本来は全ての記憶装置をひっくるめて使う言葉なのですが、普通は、主記憶装置、と呼ばれる場所をさすことが多いようです。主記憶装置とは、コンピュータの5大構成要素の1つ「記憶」の機能を持っている装置のことです。
 種類については、パソコンを起動するために必要なデータが書き込まれているROM(ロム),汎用性を持たせて様々な作業に使用できるRAM(ラム)。これらもさらに細かく分かれ、例えば、「このパソコンは128MBを搭載している!」といった拡張RAMや、グラフィックボードに搭載され画面の表示・出力に使われるビデオRAM(VRAM)、などがあります。

 自分(パソコン本体)が管理できるかどうかはともかく、机の上(作業する場所)は広い方がいいですよね。メモリは、大きければ大きいほど良いでしょう。
 単位には、[B] バイトが使われています。

Q4.ディスクの種類って、いっぱいある!
 たしかに、いっぱいありますね。ディスク、円盤です。
 パソコン関係でよく聞くものでは、ハードディスクHD),フロッピーディスクFD),コンパクトディスクCD),光磁気ディスクMOディスク),デジタルバーサティルディスクDVD)などがあります。どれも、データを保存(書き込み)し、使用する(読み込む)ためのものです。
 ハード(かたい)、フロッピー(ぺらぺらした)、コンパクト(小さくまとまった)。それぞれ、固有の容量を持っています。
 単位には、[B] バイトが使われています。と、これではメモリ(訳は記憶領域)と同じですね。ディスクは、情報・データを「ファイル」という形で保存しておく本棚や箱のようなものです。コンピュータのデータは数字の集まりです。数字を記憶させる、という点ではメモリと同じですが、用途は全く異なります。

 最近ではファイルを保存する「メディア」の種類も増えてきています。読み取り専用だったCDやDVDも、CD−R(Recordable:書き込める)やCD−RW(ReWritable:何度も消して書き込める)、DVD−RAM(読み書き両用)といった書き込めるものもあります。他のメディアとしては、デジカメで使われているメモリカードや、古くから使われているカセットテープ、ライターほどの大きさのスティック…… このあたりはディスク(円盤)ではありませんけど。

 余談1。DVDは、昔は「デジタルビデオディスク」の略でした。
 余談2。たまーに、デスク(机)と間違えて使ってる人がいます(笑)ディスクトップパソコン(円盤の上に乗せる!?)だとか、ハードデスク(硬い机)だったり…… 勘弁してください(^^;

Q5.ROM,RAMって、どんな意味?
 ROM:Read Only Memory(読み取り専用記憶領域)
 RAM:Random Access Memory(読み書き可能記憶領域)
 RAMはデータを書き込んだり読み込んだりとどちらも出来ますが、ROMはリードオンリー、読むだけ専用なのです(特殊な機械やツールを使わないと追加や消去はできません)。

Q6.ファイルって、なに?
 作成された文書,画像,音楽などをディスクに保存するために、その情報を保存できる形にまとめたものがファイルです。
 普段でも、書類を集めてまとめるためにファイルを使いますね。文字だけを印刷した紙もあれば、図表やイラストを印刷したものもあるでしょう。残しておきたいデータをひとつにまとめる最小単位がファイルなのです。その種類は様々で、作成方法によっては無限にもなるでしょう。文書だったり画像だったり音楽だったりゲームのセーブデータだったり。
 そんなファイルに名前を付けて、区別していきましょう。
 ファイルの名前はどんなものでも構いませんが、システムによって文字数制限や使えない文字があります。使えない文字のほとんどは記号(半角文字)です(例: / , ; : ? \ < > " | *)。それ以外であれば、アルファベット(大文字,小文字),数字,プラスやマイナス,アンダーバー(_),(全角文字全て)など、どんな文字を組み合わせても良いでしょう。

 ちなみに、半角文字全角文字の違いについてです。
 コンピュータのメモリの単位に「バイト」というものを使っていますが、半角文字を1個示すのに1バイトのメモリが必要です。半角文字を2個並べれば2バイトのメモリを必要とします。
 全角文字は、2バイトを1つのまとまりとして文字を示します。どんな全角文字でも、1個で2バイトが必要です。つまり、全角文字をn個使うことは、半角文字をその2倍使うのと同じことになります(例:ABC123 ←6バイト ABC ←6バイト)。

 余談ですが、「Unicode(ユニコード)」という、すべての言語のすべての文字(半角文字も)を2バイトで表す方式があります。これについては、また別の機会に触れましょう。

 先に触れましたが、名前には文字数制限があります。特に、MS−DOSでは「8.3形式」と呼ばれる、8バイト以内+半角ピリオド+3バイト以内、の最大12文字までしか対応していません(例:ABCDEFGH.123 ,文章1-08.rtf など,後ろの3文字は拡張子と呼ばれています)。ウィンドウズしか使わないのであれば特に支障はなく、最大255文字までと制限は大きくなっていますが、MS−DOSで作業をする可能性のある方は、この8.3形式に合わせた名前を付ける必要があります。

Q7.拡張子って、なに?
 ファイルに名前を付けるときに、そのファイルの種類がなになのかをわかりやすくするために付けるものです。
 例えば、自分で作成した画像に「fairu」という名前をつけてファイルに保存したとしましょう。他の人は、これが文章なのか画像なのか音楽なのか、さっぱりわかりませんね。でも、ファイルの名前が「fairu.bmp」とあれば、「fairu という名前のビットマップファイルだ」ということが容易にわかります。この、ピリオド以下の並びを拡張子といいます。
 人の名前で例えると、
「tarou.suzuki」や「hanako.suzuki」、「hanako.satou」といったような感じです。
この例でわかるように、同じ拡張子(名字)であるtarouとhanakoは同じ種類(家族)で、同じhanakoであっても拡張子がsuzukiとsatouと違うので別の種類なのです。
 拡張子の種類(ファイルの種類)は膨大な数になります。次Qで、いくつか代表的なものを挙げてみました。


Q8.拡張子の種類には、どんなものがあるの?
 それこそ、手と足の指だけじゃ数え切れません(^-^;)。ここでは、代表的なもの(有名なもの)をいくつか挙げてみます。

・文書系
 txt(テキスト), doc(ワード,ドキュメント), wri, rtf, htm, html(インターネット規格言語), jxw(一太郎)
・表計算系
 xls(エクセル), csv(カンマ区切りテキスト), 123(ロータス123)
・音楽,動画系
 mid(ミディ), rmi, rcp, wav(ウェーブ), aif, mov, avi, mpg(エムペグ), mp3(エムピースリー)
・静止画像系
 bmp(ビットマップ), jpg(ジェイペグ), gif(ジフ), tif, tiff(ティフ), png(ペング)
・プログラム,アプリケーション,スクリプト系
 com(MS−DOS), bat(バッチスクリプト), exe(アプリケーション), cpl(コントロールパネル項目), scr(スクリーンセーバー), cgi(CGIスクリプト), vbs, js
・フォント系
 fon, ttf, ttc (tt:トゥルータイプ)
・圧縮ファイル系
 lzh(LHA), zip, cab(キャビネット)
・その他
 sys(システム), lnk(リンク;ショートカット), dic(辞書), hlp(ヘルプ), dll(ダイナミックリンクライブラリ), ini(設定), bak(バックアップ), dat(何かのデータ), inf(情報), drv(デバイスドライバ), reg(レジストリ)


 ちなみに、拡張子は3文字でなくても構いません。「.z」とか「.si」とか、付けないとか。
 ウィンドウズやマックOSなどでは、4文字以上でもいいんです。「.html」とか「.mpeg」,「.私の撮った写真」(でも静止画像)とか。
 拡張子なんてなくたって、ファイルはファイルなんですから。
 余談。マックOSでは、「拡張子」という概念はありません。

Q9.スワップファイル(仮想メモリ)とはなんでしょう?
 ハードディスク上に作られる、メモリと同じ効果を持つファイルのことです。「ページファイル」と呼ばれることもあります。

Win95,98,Me
 たくさんの作業を同時にしていくと、机の上はいっぱいになっちゃいますね。仕方がないので、情報を入れておく引き出しや箱(HD)の空いたところを利用して作業しましょう、これがスワップです。
 むずかし話をひとつ、スワップはプロセス単位で行われます。
WinNT,2000,Me
 スワップという言葉は使われず、「ページング」と呼びます。メモリとファイルの間のやりとりが「ページ」という単位で行われます。一般には、ページの大きさはWin95などに比べると小さく、処理が速く済みます。

 メモリ内にある情報のうち、長く使われずに置きっぱなしになっているものを仮想メモリに移動します。また使うことがあれば取り出して使うし、使わなければ消えていく、そんな感じです。
 仮想メモリは実メモリの作業に比べてはるかに遅く、かつハードディスクにたくさんの空きがないと出来ません。と考えると、やっぱりメモリもハードディスクも、大きいほうが有利だということも分かりますね。

Q10.エクスプローラって、なにするものなの?
(まず……Windows で、非常に重要な役割を果たすものです)
 スタートボタンのメニューの中に、必ずありますよね、「エクスプローラ」って。Win2000以降では「アクセサリ」の中に入っています。これは、マシンに繋げられているディスクを調べ、その中のファイルを使ったり、コピーしたり、削除したり、と、いろいろ操作することのできる、「シェル」という種類のアプリケーションです。

 ディスクは、いろんなファイルを入れることが出来る箱なんです。でも、ただ詰め込んでおくと、何がどこにあるかわからなくなったりしますよね? そんな時、いろんなジャンル別に敷居を引くとわかりやすくなります。そんな敷居のことを「フォルダ(ディレクトリ)」といいます。
 graphics フォルダには画像(bmp, jpeg, gif等)を、music フォルダには音楽(midi, wave, avi等)を、といった保存をすることが考えられます。ちなみに、敷居は空っぽからディスクいっぱいまで、大きくも小さくもなります。ちょっとフォルダ作成例を挙げてみましょう。
A:\     (例:Aドライブ)
A:\DATA\
A:\DATA\Graphics\
A:\DATA\Graphics\BMP\
A:\DATA\Graphics\JPEG\
A:\DATA\Music\
A:\DATA\Music\MIDI
A:\DATA\Music\WAVE
A:\Program Files\
A:\Program Files\Microsoft Office\
A:\Program Files\Microsoft Internet Explorer\
A:\WINDOWS\
A:\WINDOWS\COMMAND\
A:\WINDOWS\FONTS\
A:\WINDOWS\HISTORY\
A:\WINDOWS\INF\
A:\WINDOWS\SYSTEM\
    ……
 このように、フォルダを表記する時は円マーク「\」で区切って表示します。日本語以外では逆スラッシュ「\」を用います(半角記号で)。ちなみに、円マークと逆スラッシュは文字コードが同じなので、円マークの入ったファイルを日本語未対応のマシンで見ると、ちゃんと逆スラッシュで表示されます。
 フォルダの中にさらにフォルダを作り、区分けすることもできます。
 こうして作成された各フォルダの中に、それぞれ必要なファイルを保存していくのです。システムである WINDOWS フォルダや WINNT フォルダなどは複雑なのであまり触らないと思いますが、自分で作ったフォルダ構成がどのようになっているかは、その都度考えていく必要があるでしょう。
 この敷居の考え方は、MS−DOSの前の、UNIXの考え方です。ディレクトリの中にディレクトリを作り、階層(ツリー状、枝別れ、ともいいます)を作っていきます。一番上の階層をそのディスクの管理者が管理し、そしてその下に、各個人のディレクトリを作って使用させていたのです。この、管理者のみの範囲である一番上の階層のことを「ルート」と呼びます。この呼び名が、次に作られたMS−DOSでも採用され、ディスクの最上階を、「ルートディレクトリ」と呼んでいます。
 A:\ と表記した場合、これを「Aドライブのルートディレクトリ(ルートフォルダ)」なんて呼びます。

 話が飛んでしまいましたが、エクスプローラは、そんな階層状(ツリー構造)になったフォルダ一覧を表示し、そしてそれぞれのフォルダにどんなファイルが保存されているかを表示してくれます。「プログラム(スタートボタンを押した時に出てくるもの)」や「デスクトップ」なんてフォルダもどこかに存在します。ちょっと眺めてみるのも、良いかもしれません。

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