なにもかにも鬼です。酒天童子伝説から鬼の町として村おこし。各地から鬼瓦を集めて駅前を公園にして展示してあります。駅からアプローチする場合は、いいとして、道路からの場合、ひとかわ入ったところにあるのですが、安っぽい、まさにスキー場のペンション的な商店が並ぶ裏手に位置しています。町のパンフレットには、その商店をさも、行くベシ的に書いてあるのが、また最悪。重厚な鬼瓦と安っぽい商店の白い外壁のペラペラさの差はまた、ある意味面白いとも思うが、悲しい。これが日本の小さい町の村おこしの実体なのでしょう。
鬼瓦はできも素晴らしく、観る価値はありますが、それを活かす方法が違うのではないかと感じて首を傾げながら帰ってきました。人が集まる工夫やそれを利用する工夫をもっと他の町へ行って勉強してくる必要があるのではないでしょうか。
鬼瓦を取り付けるために大きい屋根を造って、鬼瓦だらけの屋根にしてしまったは、まぁいいとして、がらーんとしたその屋根の下はどうするんだ
? 休みの日には市でも開くのでしょうが、ふだんのこのもの悲しさ。
全国からこれだけ集めておきながら、コレクションとして写真集でもあるのかと思えばゼンゼン
! INAXの本でも読んでソフトを勉強してもらわなければもったいない。
読み返してみると、ボロクソですね。でも、鬼瓦はいいんですよ。 |