観た建築の感想 |
この美術館は第三世代の美術館と言われています。美術館とアートが一体化しているのです。アートを観るではなくてアートを体験すると言った方が正しいでしょう。ここを訪れた日は冬だったのですが、見学しているうちに雪が降り始め、一気に10cmちかくつもってしまい驚きました。雪にけむる変わった形の美術館はいい感じでしたよ。次は緑の中に浮かぶ美術館の姿も見たいものです。
美術館で画や彫刻を観て何かを感じるのもいいでしょう。しかし、この美術館で円筒形の傾いた部屋や三日月型の平面を持つ部屋で空間を感じることは、画や彫刻を観るのとは違ったものを与えてくれそうな気がします。 手を叩いて反響してくる音を楽しんでもいいし、傾いた床を苦労して歩きはしゃいでもいい。静かに座って物思いに耽ってもいいし、人それぞれの感じ方・楽しみ方ができるでしょう。 併設された、図書館はこじんまりとして本に囲まれて時間を過ごせる場所です。大きな図書館とは違って、書斎の延長的な空間です。置いてある本も身近なものが多く町民がちょっと時間を過ごせることを意図しているように思えました。 |
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