観た建築の感想 |
建物の用途がどうであれ、自分のスタイル・創り方を頑として変えないのはある意味立派です。自分のきもちいいと感じる空間を創られていますよね。建築自信が目立つ必要もないし、子供に媚びることもしない。ニュートラルな空間を創ってそれを使う人が色づけをしていく・・・という考え方もあるでしょう。
一般の大人が使う施設と子供が使う施設とデザインに差を持たせる意味は何かはわからないし、どうすればいいのかもわからない。でも、私にとって楽しそうな空間には見えませんでした。内部空間を富山県こどもみらい館とこのこどもの館を子供に比べさせたときにどちらを選ぶのでしょう。あまり綺麗に造りすぎるというのは、楽しさに欠けます。 多摩センターのニュータウンの失敗は、ごちゃごちゃした「裏」的な一杯飲み屋街の無い美しい街を造ろうとしたところにあります。美しい整理整頓された処に惹かれる反面、ちょっとグータラな気の抜けるような空間もないと疲れてしまいます。
屋上劇場へは廻り階段で上がるが、水が吹き込むのでしょう、土嚢が積んであった。半屋外とテラスの境界部分にも・・・。
ある部屋の入り口に「ここは子供のみならず親の教育の場でもあります。良い父・良い母・良い大人を演じて見せましょう」との看板が置いてあったのを、変な文章だと思ったのは私達だけでしょうか ? 巨大なこどもの館よりも星の子館の方が小さいのでソフト側で楽しく色づけできているように感じました。宿泊施設・レストラン・卓球台(ちょっと変わった形をしている)・図書室(コミックまである)があって楽しめると思います。・・・が、大人だけで宿泊するより子供連れの方が割安になります。まぁ、施設の性格上の料金設定でしょうね。 |
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