ウェブで安いホテルを探しました｡しかし安いホテルというのはそれなりに理由があるというのが今回身にしみました｡薄汚れたホテルってたまりませんね｡

スリッパは家庭によくあるようなちょっとケバだったようなやつなんですが､何年も取り替えていないらしく『これを履くと絶対に水虫になるぞ』って感じのものです｡ユニットバスからベッドまでスリッパを履かずに行くことは無理なので､しょうがなく床にタオルを二枚敷いてその上をつま先立ちしながら歩きました｡

ユニットバス内の樹脂製品も掃除が行き届かないせいでトイレットペーパーホルダーなんかは手垢が付いたようになっていて､それを観た日にゃぁクソも引っ込んでしまうわいって感じ｡

ベッドのスプリングがへたっていて､うまく眠れずに腰も痛くなるし長野から帰って一週間以上も腰の調子が悪かった｡

極めつけが､車のキーを預けてくださいということで渡してあったのを見あたらないって､平気な顔して言いだし､複製をつくるから予備キーを貸してくれと｡予備を持っていたからいいようなものの別に恐縮するわけでもなく淡々としゃべるのには腹立ちより呆れてしまって､この僕が怒りもせず言うがまま状態｡そのあげくに得意げに向こうの言った言葉が『二本造っておきましたから』･･･だって｡

三流ホテルっていうのは価格も安いけど､サービスや応対も三流という事です｡そういうところに宿泊するときには何かを捨てる覚悟が必要だと改めて知ることができました｡ある意味､三流の設計事務所の仕事と似通ったものを感じました｡一流をめざすなら三流ホテルに泊まるなって事でしょうか ?

表彰式のために長野に来てこういうホテルに宿泊したために､残念ながら長野の印象まで悪くなってしまいました｡

きょう､｢AOBAHOTEL｣から封書が届きました｡
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長村様
先日はAOBAHOTELにお泊まりいただきありがとうございます｡
また､車のキーを紛失したいへんご迷惑をおかけ致しました｡
キーが出て来ましたのでお送り致します｡
他の宿泊のお客様の車のドアポケットの地図の間に
はさまっていたそうで､そのお客様が届けて下さいました｡
今後は充分注意致します｡
どうぞ良いお年をお迎え下さい｡
'99.12.14 AOBAHOTEL
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ちゃんとkeyを送ってくれたのは評価したいと思います｡複製のキーでは硬くてすごく使いにくかったので､助かりました｡