観た建築の感想 index

ル・コルビジェ Le Corbusier 1887-1965 
ロンシャンの教会 1950-1955 
Chapelle de Notre-Dame-du-Haut 
フランス ベルフォルトBelfort近郊 
Ronchamp(無人駅)の駅を出て左へ、左折して坂を登る。電車は1日1往復。超不便。ベルフォルトからタクシーが1番いいみたいだが,建築を求める我々は1日そこで過ごすのだ!!!でもね、弁当を忘れると大変なことになってしまう。僕たちの鞄にはバナナ(バックパッカーにはつきもの)しかなかったのです。その時は・・・ 結構つらかった。緑に囲まれて弁当を食べたかったなぁ。一つの建物のように見えるけれど内には3つの礼拝堂があって、それが外から観て、観る角度によって違う建物のように観える所以だったのです。何時間見ていても飽きないし、素人の和泉までがスケッチを始めたのを見たときには、コルビジェに脱帽。廻りには建築関係者が何人か・・・スケッチしてるからすぐ分かる。でも教会だからお祈りしている人の邪魔はダメです。内部は写真禁止だって。 
ここで金富雄氏と知り合いになり、帰りは駅まで彼の車で送ってもらいました。アメリカからハーバードの休みを利用してこちらに旅行中だそうで・・・。その後、彼は帰国してから磯崎事務所に入り今は白金台でデザインオフィスをやってます。元気かなぁ 
 
 


 
 


 
 


 
 

見る方向によって、違う建物のように見える 




2008/08/05追加  吉田克司氏からの情報
入場料3ユーロ。belfortからラジオタクシーで交渉して片道40ユーロ。
タクシー料金は料金メーターでもいいが、交渉もありとのこと。
料金についてのトラブルが多いようなので気を付けること。
ロンシャンの丘にレンゾ・ピアノが新たな建築を計画中とのこと。


ユニテ  5つ(あるらしい?)のうち4つ観ました 
レジデンス・ル・コルビジェ
フランス ブリーBriey(Metz郊外) 
コルビジェのユニテの一つ(小さい) 
Metz駅前から右前方に5分位”GareRoutiee”の標識に沿っていくとバスターミナルがある。wcは建物の中。16番からBriey行き。1時間に1本位、所要時間1.5時間。バスの終点で降りて進行方向道なりに200m程行くとちょっとした広場があり、その右側のピンコロ舗装の急な細い道を登っていくと教会があり、その少し上に太い道路がある。太い道を左側に真っ直ぐ。病院をすぎたところで左に曲がる。病院の前にバス停有り、ここで降りた方が近い(Hopital Maillot)終点から病院まで歩いて20分。病院からCiteで10分。Briey発19時位が最終バス 
ユニテの1階に小さな喫茶店有り 
ここはフィルミニのユニテに住んでいた女性の生物学の大学教授に教えて貰って見に行ったのですが。 
Mezの近くにあるとしか分かっていなかったのだけど、以外と行けるものです。全然近くないけど・・・のどかないい街でした。 
ユニテは改修されたばかりのようで、その内の何軒かが売りに出されていた。当然中を見せて貰って値段表までもらっちゃった。 
メゾネットの広い3DK・浴室が6帖くらいもあるんだよ。それで1000万しない。あーぁ
「コルビジェのユニテを別荘に持っている」なんて言えたらかっこいいよね。 


マルセイユのユニテ1944-1952 
France 280, Boulevard Michelet-13008 Marseille 
コルビジェホテルに宿泊できる・ダブルは広いがシングルは狭い・ブリーズソレイユの付いている階がホテル・食料品などのお店もユニテ内にある Hotel"Le Corbusier" tel91.77.18.15 
ホテル内(純粋にはホテル内ではないが・・・ユニテのごく一部がホテルなのだから)で買い出しできるってなんかいいよね。理容店まであるんだから。パン屋さんなんかその辺(中廊下だから)いい香りがしているんだよ。 

1999/09 早稲田の RKクンによるとシングル195FF・ダブル300FFとのこと


フィルミニのユニテ 1960-1968 
フランス リヨンLyon近郊  France Firminy,Loire 
Lyon Perrache→(Clermont Ferrand行き)Saint Etienne下車→乗換(1両だけのローカル線Aホームから)Firminy下車 
Firminyの駅から右前方へ20分位歩くと標識がある 
フィルミニではコルビジェのが3つ観られるのでお得!! 

まぁそのうち一つはつくりかけてほったらかしになっている教会だけど。 
でも外国の人は気が長いからそのうちに完成するかも知れないよね。 
↑なんと本当に完成したらしい。びっくりだ。サンピエール教会


 

私たちが見た1989年の教会の姿




2008/08/05追加  吉田克司氏からの情報
スタジアムやその他のコルビジェ作品を見るチケットが8ユーロ


ベルリンのユニテ
Germany Berlin/Charlottenburg Heilsberger Dreieck 
U-Barn/Olympia-Stadion(U1線の終点)15?20分真っ直ぐ行って右側 
ベルリンでは和泉と夫婦喧嘩してて、なんとなく真剣に見られなかったのが残念。 
でも、公園のすぐ傍で、緑豊かでいい感じ。 
ラトゥーレットの修道院 1953-1960 
Couvent de Sainte-Marie-de-la-Tourette 
France Eveux 69210 L'Arbresle 
リヨンのコインロッカーはマルセイユと同じで、錠無し、電気暗号式 
案内つきの建物見学ツアー有り・申し込めば宿泊できる 
日曜に宿泊すると食事無し。宿泊はシングルのみ tel74.01.01.03 
Gare Lyon Perracheからバス31番か44番でSt-Paulへ10分程度 




(Perracheのペデを渡り、建物の中に入ってすぐのエスカレーターを降りて、正面のエスカレーターをもう一度 
降りて右がバスの切符の自動販売機。地上に戻ってバスに乗る)St-PaulからL'Arbresleの本数はせいぜい1.5時間 
に1本くらいで近いが不便なところ。終点です。L'Arbresleの駅を出たら右の踏切を渡りだらだら坂を登る。 
マリアの像のあるところで右に。牛のいる牧場の中を歩く。 
 

僕たちが宿泊したのは、102号室と104号室。夫婦でも別の部屋でした。 
コルビジェが設計したまま何一つ替えていないとのこと、ペンキの塗替はするが色も変えないという。 
そこまで建築家のデザインを尊重するということは素晴らしいことであり、我々の日本では殆ど考えられないと 
うらやましく思うのでした。でも向こうは大建築家だからね。 
宿泊すると、掲示板に部屋番号と名前・建築をやっている人については「Architect」と職業まで書かれていた。 
2泊くらいゆっくりするのがよさそう。建物の内をうろうろしてもいいし、外に出て緑の中でスケッチするのもいい。 
必ずと言っていいほど建築家が泊まっているので、話をするのも楽しい。 
我々はイタリア・フランスとスペインの建築家グループと一緒になった。日曜で夕食のサービスがなかったので、車で来ていたス 
ペインからのグループが買い出しに行って来てくれた。人数分よりワインの本数の方が多いのには驚いてしまう。 
買い出しに行ったのはスペイン人。イタリア人はバクバク喰うだけ。「君たちも喰えば」と彼ら。呆気にとられているのは僕たち日本人。スペイン人は、「さ、これを」ととってくれる。 
フランス人の一人が「これ吸う?」とタバコを差し出してきた。別のフランス人がそっと「それはドラッグだ」・・・と後ろから教えてくれた。 
「日本ではドラッグはイリーガルだから・・・」と断ると、「ここは日本じゃないよ」と彼。切り返しが素早いのには驚く。 
でもそんなもん吸わないもんね。せっかくコルビジェの建物に泊まっているのに・・・。ラリっている暇はないのだ。 
宗派が違うためにコルビジェが設計することに対してすごい反対があったとかで、それをうならせるほど計算された 
建物になっているとか。赤や青の塗装の色も宗教的な物からきているそうなのだが・・・何せキリスト教信者では無いので理解できず!! 
 
 

各国の建築家のみなさんと
 
 

「pescara」に住んでいるというが、「どこか分からない」と返事したら、「Rino Giardiello」が、さらさらっと描いてくれたイタリアの画。どうしてこんなにうまいの ?

NEXUS idee immagini 
Rino Giardiello      architetto via piave,84 65122 pescara tel085/24460/67330 

studio architetti associati 
Nicora Flora architetto   F.G.P.Studio Architetti Assosiati  Studio:c/o DOMUS Via del Mille,7   80121 NAPOLI 
tel 081/418088・404809 

Josep Garcia Cors 
Emma Villanueva 
Gumer Romero                  arquitectes 
C/ Monestir 5 Bxos. Tf.6755401 08190 S.Cugat del Valles-Barcelona 


1999/09/23追加
早稲田の RKクンがLyon Perracheから直接SNCFで行けることを教えてくれました。Lyon Perrache→Lyon Vaise→St Germain au mont d'or→Chazay Marcilly→Lazanne→L'Arbresle
また、9/1/99現在の夕・朝食付の宿泊料金は200FFだったそうです。夕食は修道院だけあって簡素なものらしく『ピザっぽいのをみんなで1個ずつとって、次にシーチキンサラダ、次がチーズ、デザートに果物で終わり。後はパンとワイン。サラダの後メインディッシュが来ると思いきや、いきなりチーズでえっ?って感じでした』とのことです。

2008/08/05追加  吉田克司氏からの情報
http://www.couventlatourette.com/にメールで宿泊のためコンタクトを取ると予約シートが送られてきたとのこと。日本語だしとてもわかりやすくていいね。このシートはあくまで2008年のサンプルなので、自分でコンタクトを取って最新の予約シートを手に入れるようにして下さい。1泊3食付で50ユーロとのことです。
昼食 
  鶏肉のトマトソース煮込み・ジャンバラヤ・バゲット・赤ワイン・チーズ・いちごのコンポート・ヨーグルト・水
朝食は7:30-9:00でセルフ
  クロワッサン×1・ジャム・バター・シリアル・牛乳・コーヒー・紅茶
夕食は宿泊者が揃ってダイニングで食事
  ラザニア・サラダ・バゲット・フルーツ・赤ワイン・ヨーグルト・チーズ


コルビジェセンター 1962-1967 
Centre Le Corbusier Heidi Weber-Haus Privat-Museum 
スイス チューリッヒ  入場料必要 内部の撮影はダメ スケッチでもしよう 
コルビジェのアパート 1933 
FImmeuble d'habitation 
rance Paris 24 rue Nungesser-et-Coli 
パリの地図からちょっとはみ出るくらいの位置・スポーツ施設に面している 

地下鉄Michel-Ange-Molitor コルビジェの意志により公開されている。 
電話で申し込めば内部の見学可 でもちょっとアバウト 
電話は Foundation Le Corbusier につながり、そこからボジャンスキーの事務所に連絡してくれるとの事だったが、ゼーンゼン 
アパートのインタホンのスイッチを管理人のおばさんに教えて貰う。一番上の右側 A.Wogenscky を押す。 
電話のアポはどうも伝わっていないようで、でも、連絡したことを伝えると入れてくれた。 

このペントハウスを死ぬまで(1965)自宅としていたという 

現在アンドレ・ボジャンスキーの事務所となっている。彼はコルビジェ事務所の最後のチーフ?(・・・だと思う) 
27年間コルビジェの元にいたといっていた。 
「日本からきた」と言うと宝塚造形大学等の模型を見せてくれた。「何これ?」(実は知らなかった 恥恥恥) 
多分ボジャンスキーさん気分害したろうな。でも丁寧に所員が、内部を案内してくれました。 
・・・でも日本に帰ってすぐ見に行きました。コルビジェの流れをくんでいるけど、コルビジェじゃない。 


サヴォア邸 1929-1931 
Villa Savoye  Les Heures Claires 
Gare Saint-Lazare→SNCF(Mantes-La Medan Jolie行き)→Poissy 
RERのA線でもPoissyに行ける 
tel39.65.19.33 
だいたい10:00から16:30か17:30まで開館(12:00から13:30まで昼休み) 
駅からサボア邸まで歩いて30分位。真っ直ぐ前の方へ200m位歩くと太い道に出る。 
右へ行くと交差点がある。そのまま坂をだらだらと登っていくと右側。 
門が閉じていたらベルを押す。バスで行くときはターミナルからHopital行き50番 
Les Oeilletsで降りて前方10m。52番のバスでも行けるらしい。 


スイス学生会館 1930-1925 
Pavillon Suisse 
France Paris 7 boulevard jourdan,CiteUniversitaire 
地下鉄Cite Universitaire 構内にブラジル学生館もある 
ブラジル学生会館 1952-1959 
Brazilian students' hostel 
France Paris 7 boulevard jourdan,Cite Universitaire 
地下鉄Cit・Universitaire 構内にスイス学生館もある 
フィルミニのユースセンター 1957-1965/Stade1960 
Maison des Jeunes de la Culture/Stade 
フランス リヨンLyon近郊  France Firminy,Loire 
近くにコルビジェの設計の造りかけた教会がある  
廃虚になっていて悲しい 
救世軍 1929-1933・1975改修 
フランス パリ  France Paris 12 rue Cantagrel 
地下鉄Porte d'Ivry 
住宅
フランス パリ  France Paris 81 rue Pont de Neuilly  
地下鉄Pont de Neuilly ラ・デファンスの川を渡る手前を左に行く外から見るだけ 
ラ・デファンスを見に行くとき、ちょっと前で一時下車して見に行っては ?でもちょっと歩くんだよなぁ・・・ 
コルビジェ財団
ジャンヌレ邸  Maisons La Roche et Jeanneret  1922-1924 
フランス パリ  France Paris 10 square du Docteur-Blanche75016 
地下鉄Jasmin  
内部の見学可 コルビジェの最後のアパートを見学するときはここに電話しておくと 
ボジャンスキー事務所に連絡をしてくれる

Strayt Sheep index 建築の感想index