いんちき耐火壁
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1時間耐火の壁下部に不具合がある。元の設計者に問い合わせると、『ファンコイルのために壁を薄くしたんです』と。『ちょうど改修工事をされているなら直して貰えばいいんじゃないですか』とあくまで他人事のようにいう。驚く!
 


壁上部は木下地の上に軽量鉄骨のランナーがのる。壁下はボードにモルタル薄塗り。

「これでは耐火性能がないでしょう?」との私の問いに

『モルタルを塗っているから大丈夫でしょう』

「そういう仕様なら大臣認定のどれに該当しますか?」

『正確には該当しないけどね』

・・・とあくまで他人事のような返事。というか、あなたは建築士か?

建て主が可哀相である。
 


このインチキ耐火壁の仕様である。
 

まさしく木の上に軽鉄のランナーがのっていた。
 

こういう工事の責任は誰にあるのか? 

設計監理者であるHY建築設計事務所? 
大手一流建設会社であるO組? 

何れにしろ建て主のことを考えていない工事であることは確かである。 心無い工事はいかん。


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