荻野目洋子 トーク&ミニ・ライヴ
2006年4月4日(火) 開場18:00 開演18:30
山野楽器銀座本店7階イベントスペースJamSpot
【曲目】 1. I Love Your Smile 2. Girls Just Want To Have Fun 3. コーヒー・ルンバ 4. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up) 5. Mary Jane −アンコール− 6. De Do Do Do De Da Da Da |
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鏑木 裕(ギター)、吉廣麻子(コーラス&フルート)、鳥居克成(ピアノ)、 大久保健一(ベース)、山下佳孝(ドラム) |
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デビュー記念日の翌日に行われた復活ライブ。ファンを対象としたイベントは、もう随分と久しぶり。期待に胸を躍らせて会場である山野楽器銀座本店へ。東京は桜が満開で、祝福の花を添えてくれているかのようでした。 18:30、いよいよ開演。荻野目ちゃん登場。美濃加茂のおん祭以来、約5年ぶりに見る荻野目ちゃん。妊娠5ヶ月ということで、少しお腹が大きくなっているのがわかりました。 今回のライブで感じたのは、荻野目ちゃんのトークのうまさ。昔は話すのが苦手だったはずなのに、軽妙なトークが冴える!冴える! 山野楽器でライブをするにあたり、同じ会場で行われた森山良子さんのイベントを見学したそうで、森山さんがデビュー40周年ということを知って、自分はまだピヨピヨで、まだまだはじけてもいいんだな、子供が出来て周りは洋子さんと気を遣って大人扱いするけど、みんなにはいつまでも荻野目ちゃんと呼んでほしい、みたいな事を話してました。 「I Love Your Smile」「Girls Just Want To Have Fun」の後、質問コーナーへ。後の席の人たちにも質問内容がわかるように説明してくれる荻野目ちゃん。アットホームな雰囲気の中、次々と質問は続きます。 Q.子供の名前と性別について A.まだ性別もわからないので考えていないが、音の響きの良い名前にしたい。男の子も見てみたいが、元気であればどちらでも。 Q.声優の仕事の予定はあるか? A.いいアニメがいっぱいあるのでやりたいと思っているが、今のところ話はない。話があれば是非やりたい。 Q.荻野目ちゃん自身の曲のセルフカバーについて A.今後の事は未定だが、今日は特別にお聴かせします。 Q.オフィシャルサイトのスペシャルコーナーについて A.(「あー」と、痛い所を突かれたという感じで)そのうち映像など配信したい。 Q.昔のような元気なライブはやらないのか? A.「う〜ん、やるぅ〜?」(会場から大きな拍手)もう少し子供が落ち着いてジムに通える時間が取れるようになったら考えたい。 Q.子供が荻野目ちゃんの歌を歌うことはあるか? A.ない。あまり自分のCDはかけない。でも、『VOICE NOVA』は家でかけていたので歌っていた。 Q.辻野さんと音楽の趣味で喧嘩することは? A.ラブラブだからあるわけない。喧嘩自体あんまりしない。 (ファンの前で茶目っ気たっぷりに堂々と惚気る荻野目ちゃん。もう当てられっぱなし!(笑)) Q.テレビでよくペットの名付け親になっていたが今はどうか? A.今も子供の人形やぬいぐるみの名前を一緒に考えている。 Q.荻野目ちゃんの影響でダンスを始めたが、ターンが上手くできない。どうしたらいいか? A.ニューヨークやロスに連れて行ってもらって色々見てきたが、人それぞれ体格とかもあるので、ノリ、気合と、そして何より重心が大事。頑張って下さい。 たっぷりと時間を取った質問コーナーを終え、今日の為に用意したというボサノバ・バージョン「コーヒー・ルンバ」。最後の“みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ♪”を、何度もファンのみんなで歌って盛り上がりました。 この日は全国各地からファンが駆けつけ、荻野目ちゃんは今日の恩返しとして、いつかツアーで全国各地を回りたいという嬉しい発言もありました。 次の曲もボサノバ・バージョン「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」。昔懐かしい掛け声と共に、大盛り上がりとなりました。 私にとっては大好きなこの2曲。とても嬉しい選曲でした。 ここでメンバー紹介。ドラムの山下さんとベースの大久保さんは名古屋で活動されている「native」というユニットのメンバーで、今日のライブの為にわざわざ来て下さったとの事。また、ピアノの鳥居さんは『VOICE NOVA』のレコーディングの時にたまたま別のスタジオにいらして、急遽「Girls Just Want To Have Fun」に参加したそうです。そして、ギターの鏑木さんとコーラスの吉廣さんは「Bon Voyage」というユニットを組まれていて、最近結婚されたばかりというHappyなお話も。 そして最後は「Mary Jane」。すべてはこの曲から始まったんですよね。 「今日は本当にありがとうございました。」 花束を受け取って、荻野目ちゃんは会場から去って行きました。 いつまでも鳴りやまない拍手。再び、荻野目ちゃんが登場。 「どうもありがとう。みんな、本当にどうもありがとうございます。」と言った荻野目ちゃんの目に、みるみる涙が…。「こんなに泣いて子供みたい。」と荻野目ちゃん。こちらも思わずもらい泣き。 「みんなの前に久しぶりに立つ事が出来て嬉しかった。今まで歌ってきたけれども、今までにはない嬉しくて楽しくてHappyな日となりました。何もやらない時期もあったのに、支えてくれたみなさん本当にどうもありがとう。今日はずっと歌っていたい気分です。」 本当の最後の曲は、荻野目ちゃん曰く、用意してなかったんだけど用意してきた曲(笑)「De Do Do Do De Da Da Da」。アレンジが温かい曲なので、幸せな気持ちでまた元の生活に戻るみんなに最後の曲として選んだとのこと。 「またお会いしましょう。」 ファンのみんなも最後まで手拍子を続け、ほんわかとした温かいライブは終了。帰りに、ビクターから荻野目ちゃんのポストカードが一人一人にプレゼントされました。 2006年4月4日のこのライブの事を、私は一生忘れないでしょう。 荻野目ちゃん、ありがとう! (2006.4 むくすけ) |