ミドリ 1/40
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ねこにいプロダクツ作
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記念すべきミドリ1/40装甲車シリーズNo.1です。
オリジナルはステアリングも切れないゼンマイキットでしたが、トイラジのラジカンユニットをムリヤリ組み込んでの作品です。
私の昨年のおやぢ組作品はタミヤ1/35オートマチック「サラディン」でしたので、2年連続の絶版サラディンでの参加です。
スケールモデルとチープキットの中間に位置するキットだけに、タミヤのキットと比較するとキットとしての密度比較では見劣りするのは否めませんが、オリジナルの味をキープする為に今回は外見的には全くの無改造です。
内部はマイクロモーターと単四2本仕様に改造し、前部の傾斜装甲板と干渉するラジカンユニットのソレノイド式操行装置(ドーナッツ型フェライト)は必死でヤスリ掛けしてあります。
また回路部品はそのままでは素直に車体に収まらないのでコンデンサーなどの突出部分は砲塔の空間に顔を出す様に「逃がす」レイアウトになっています。
トイラジの中でもラジカン基盤の長所は何と言っても3Vで機能する電源廻りの簡便さ(ポケットアーマーは4.5V、ハイパービークルは6Vユニット)で、このキットのようなスペースの余裕度の少ないキットの改造には有り難い事ですが、更にアンテナが小さなループアンテナになっている為にスケール感を損なう事無く受信アンテナをキッチリと砲塔内部に収める事が出来たというのは特筆すべき点かと思います。
流石に今のキットの精密度からすると大らかなものですが、タミヤのサラディンMk.IIに対してこちらはMk.Iをモデライズしているのが解るほど基本設計はしっかりしています。但し、最終仕上げの段階(東京オフ会前日)にキット添付のデカールを見付け出せなかった私は、タミヤの「スカウトカー」のデカールを流用しています。
今から30年ほど前には日本中でゼンマイで突進していたミドリの「サラディン」ですが、比較的簡単な改造で機敏に走り回るように蘇ったこのサラディン君は、私のお気に入りの一品です。ひのきさんをはじめとするおやぢ組のラジコンマイスターの方達が追及する方向性とは違ったベクトルですが、当時の素朴なキットの味をそのままにラジコン化するという楽しみは、私にとって結構心の琴線に触れるほのぼのとしたアプローチです。
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