ニチモの1/35エレファント(リモコン)キットをラジコンに改造しよう!




フル稼働エレファントの作例
「どうせなら、大砲音や機関銃音・砲身上下にブローバックも可能な改造例がみたい!」と、言う熱烈な要望で....
初心者のコーナーとは、ちょっとかけ離れてしまいますが、フル稼働エレファントを作成しました。

其の1 DMDのケースバラシ
DMDユニットのケースを外し、基板だけを組み込めば内部のスペースもずいぶん広く使えます。

DMDの基板の接続ピンはカットし、モーターとバッテリーを接続するコネクタを直接はんだ付けしました。
電源スイッチも大きいので、小さいスイッチと交換しています。

DMDから出ている受信機との接続コードはそのまま使いましたが、付け根の基板とのはんだ付け部分が弱く外れやすいので、ホットボンドを使ってコードがぶらつかない様に固定しています。


其の2 機銃の可動
今回始めて組み込んでみた機銃の可動装置です。
もともとあったプラパーツの機銃をカットし、代わりにアルミパイプを多少削ってそれらしく(?)した物を通しています。
可動の仕組みは簡単で、サーボを使って左右に動くようにしただけです。

パイプの付け根にLEDを取り付け、パイプの中に光ファイバーを通して発行させる予定です。
機銃を発行と音と同時に動かすのは、PICのプログラムで行います。


其の3 ブローバックと砲身上下
キットの砲身を5mmのプラパイプで延長し、8mmのプラパイプを軸受けに使っています。
ブローバックは、サーボで砲身を後退させますが、その時砲身がねじれ(回転)しない様に砲身の根元にプラバンを貼り付けています。
砲身の上下は、砲塔の天井に貼り付けたサーボで行っています。


其の4 完成
今回、新たにエレファント用のプログラムを作りました。

Futabaの2chプロポを使って、フル稼働するプログラムで、
停止中(前進・後進スティックが中間の時)に、左右スティックでいろんな動作を行うようにしました。
停止中に左右のスティックを、
  少しだけ左右に傾けると、砲身が上下します。(上下の限界まで達すると自動で止まります。)
  いっぱいまで右に倒すと、大砲音と共に車体が揺れ、砲身の先端が発光し、リコイルします。
  いっぱいまで左に倒すと、機関銃の音と共に、機銃の先端が発光し、機銃が左右に動きます。
  このとき、プロポの左右のトリムレバーをめいっぱい左にすると、機銃は停止し、音と発光だけになります。

実際のプログラムはこれです→ele2h.asm


其の5 ムービー
サイズ1.62MB QuickTimeMovie
最初は止めて機銃を打って、次に左右に動かしながら機銃掃射しています。

このフル稼働エレファントは、作成依頼頂いた方のもとに売られてゆきました(笑)

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最終更新日2002.10.31