ニチモの1/35エレファント(リモコン)キットをラジコンに改造しよう!




ワンポイントアドバイス
其の1 起動輪の固定方法の改良
ニチモのエレファントの場合、起動輪の固定は六角ナットの付いたシャフトに差し込むだけで、ガタツキがあったり、シャーシと起動輪の間隔を調整するのが難しいです。
さらに、シャフトに付いてる六角ナットが弱く、動かしている最中に空マイしてしまうことがあります。

そこで、起動輪の中に3mmのストッパー(芋ねじで固定できる物)を組み込んで、より確実に取り付け出来るように改良しました。
起動輪の内側のパーツの穴を3mmストッパーが入るぐらいに広げます。
ストッパーと穴を広げた起動輪のパーツの間に隙間が出来て、ストッパーがガタつく様なら、隙間にゼリー状の瞬間接着剤を流し込んで(押し込んで)硬化剤を使って固めても好いですね。
シャフトの六角ナットは外してしまいます。
取り付けは、シャーシの上から六角レンチを使って芋ねじで固定します。

この起動輪の取り付け方法は、エレファントだけではなく、いろんなキットを可動にする時に役にたちます。


其の2 ポリキャップの固定
1/35の戦車キットの場合、転輪・誘導輪をポリキャップで固定する事が多いです。
このポリキャップが、ゆるすぎて外れたり、逆に強く差し込むとポリキャップがすぐに割れたりします。

今回のエレファントは、転輪は接着式で抜けることが無いですが、先頭の誘導輪がポリキャップ止めです。
このポリキャップが結構きつく、滅多に抜けることは無いのですが、激しく走行させたり、年月が経つとすぐに割れてしまいます。
そこで、ポリキャップが割れたり抜けたりしない様に、軸に直接接着してしまう訳です。

接着には、「ポリプロピレン・ポリエチレン・ポリアセタール」用の瞬間接着剤を使います。
注意することは、接着する前に軸を削って、ポリキャップが軽く入る様にしておくことです。
多少ゆるいくらいが丁度よいです。



其の3 ノイズキラーコンデンサーの交換
タミヤの1/35ラジコン戦車のモーターや、京商のポケットアーマーのモーター等のラジコン用モーターにはノイズキラー用のコンデンサーが付いています。
今回使ったニチモのギアボックスで使おうとすると、このコンデンサーが邪魔だったり、モーター同士がくっ付くのでショートしたりします。

邪魔なコンデンサーを外して使うと、4mくらい離れるとノイズのせいで、動作が鈍くなります。
そこで、邪魔なコンデンサーを外して、小型のコンデンサーをモーターの「+」と「−」両方に取り付けます。
あと、「+」と「−」の間にもう一個付けても好いですが、今回試したタミヤの1/35ラジコン戦車に付属のモーターでは2個でOKでした。

使用したコンデンサーは、0.0047μF(4700pF)です。
モーターから出るノイズは、コンデンサーを付ければ100%無くなるという物ではなく、付いてないよりはまし....と言う程度です。


其の4 砲塔の固定
ニチモのエレファントは上の砲塔をスライドさせてシャーシと固定しますが、そのままでは走行中にズレてきて隙間が空いてしまいます。
走行中のズレ防止のために、サイドからピンバイスで穴を開け、長さ2cm位の真鍮線をL字に曲げて差し込みました。

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最終更新日2002.8.5