タミヤ 1/35
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ねこにいプロダクツさん作
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本業多忙の為ギリギリ迄オヤヂ組オフ会参加を表明できなかったのですが、今回直前になって居ても立ってもいられなくなってエントリーしました。が、超絶技巧集団オヤヂ組のオフ会(って、こういうアオリは本来「可動戦車好きなら誰でも」という趣旨を曲解されかねないので話半分に聞いて下さい)に参加するには製作に供せる時間はあまりにも短く、来る休日2日で製作出来て、素組であっても自分も皆も楽しめるもの、という視点で選んだのがこのタミヤ初期の傑作オートマチック・サラディンです。とはいえ、一旦決心したもののパーツにニッパーの刃を入れるのにその後3日程躊躇して、貴重な平日の夜を無駄にしました。(^_^;)
さてこの作品はほぼ素組ですが、以下の点だけは手を加えてあります。
・フィギュアの持つトランシーバーと砲塔のアンテナを、各々極細針金とピアノ線に交換
・搭載機銃2丁の銃口開け
・同軸機銃の銃身カバーの放熱腔が凸モールドだったので凹モールドに変更
といった所です。本当は砲塔上にマウントされている機銃の放熱腔も凹モールド表現に直したかったのですが、同軸機銃分16個の穴開けで精魂尽き果ててしまい、上部機銃の26個の穴開けは断念しました。
塗装は一応ウォッシングとドライブラシを行っていますが、ハンドピースによる仕上げの埃付けまでは手が回らなかったので、足回りを中心に妙に綺麗な感じになっています。
また、デカールもキットオリジナルですが、当時のキットお約束であった車体愛称そのままの「SALADIN Mk.II」のマークを貼るのは流石にためらわれたので、最初のSとMk.IIをカットしてアラディンと読ませています。
(魔法のランプの「アラディン」の本当のスペルはDが重なるのですが、そこは御勘弁という事で。)
さて、気になる走行性能です。
このキットの自動方向転換機構は、右旋廻と左旋廻を交互に行うという意味で「8の字走行」といわれていますが、実際には左右のステアリング角度と間隔が同じでない為、ランダムな回転運動をしているように見えます。しかし作動は確実で、流石はタミヤと感心しました。キット同梱のマブチ01モーターも全く問題なく回りました。
動くプラモデル全盛期のキットという事で、確かに細部のモールドはメリハリを優先させたややオーバーな表現ながらも、こうしてカッチリと塗装してみると意外なほどカッコイイ出来で、今から35年も前のキットとは思えない素晴らしいプラモデルです。
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