FARLAND PARTY
ひびきつくねの ファーランドパーティ
Last Update : 2003.03.11

Copyright T.Hibiki 2003

ユーザーエージェント変更方法

→ひとつ前に戻る

ブラウザ情報(ユーザーエージェント)
例:IE3.0  → Mozilla/2.0 (compatible; MSIE 3.0; Windows 95)
例:IE4.01 → Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)
例:IE5.0  → Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT)
例:IE5.01 → Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)
例:IE5.5  → Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)
例:IE6.0  → Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.0.3705)
例:NC4.51 → Mozilla/4.51 [ja] (WinNT; I)
例:NN4.04 → Mozilla/4.04 [ja] (Win95; I;Nav)

ブラウザの名称を、次のように略して説明しています。
Internet Explorer  :IE
Netscape Communicator:NC
Netscape Navigator  :NN


 ここでは、インターネットのチャットや掲示板で見かける、ユーザーエージェント(ブラウザ情報)を書き換える方法を説明します。ブラウザのバージョンによって変更方法が異なりますので、自分の環境に該当する部分の説明をご覧になってください。
 もしこの説明で、「なんのこっちゃかさっぱりわからない。でも書き換えたい!」という方は、自分よりも Windows に詳しい方を連れてきて、作業させてください(^^;

警告!(2001年03月)
(そんな大した話じゃないですが(^^;)
 変更に失敗したとか、「変更ちゃんとやったのに Windows 自体を再インストールする羽目になった!(怒)」とか、そんなことになっても、わたしは責任を負いません。変更は、個人の責任でお願いします。
 あと、Win98以降に搭載された機能「Windows Update」はユーザーエージェントを見て判断している Web ページです。正常にアクセスできなくなることがありますのでご注意ください。
わたしが実際に試した環境

・Win95+IE3.02
・WinNT4.0+IE3.0

・Win95,98+IE4.0
・Win95,98+IE4.01
・Win95,98+IE4.01SP1
 (「SP」は「サービスパック」の略です)
 (SP1はバグが多いため、お勧めしません)

・Win95,98+IE4.01SP2
・Win95,98+IE5.0
・Win95,98+IE5.01
・Win95,98+IE5.01SP1
・Win95,98+IE5.5
・Win95,98+IE5.5SP1

 IEには「Yahoo! Japan」や「BIGLOBE」などというバージョンもあります(結構いろいろあるらしいです)。後ろにまた別のメッセージ(「Yahoo! Japan CD-ROM」、とかなんとか)がついており、IE4の「Yahoo! Japan」バージョンでは変更を確認しています →この時はIEをセットアップしたフォルダのどこかにあった「.ins」ファイル(テキスト)を書き換えた覚えがあります。
(他に「CREATIVE」バージョンも存在するようです。わたしは、みくろそふたーから直接ダウンロードしてるので、他のバージョンについては、知りません)

 IE5の Yahoo! Japan バージョンでは、この書き換え方法(.ins ファイル変更)がうまくいかなかったと思います。

・WinNT4.0+IE4(失敗)(→その後、成功)
・WinNT4.0+IE5.0(失敗)(→その後、成功)
・WinNT4.0+IE5.01
・WinNT4.0+IE5.5

(失敗理由:書き換えるファイル urlmon.dll を変更すると「前と違う」チェックが入り、WinNT自体が起動しなくなる)
(IEをインストールし、再起動する直前にファイルの書き換えを行うことで変更を確認した。再起動後の変更は不可能)
(↑ 上記の「再起動する直前」には、2パターン(IE4 or 5以上)あり)

・Win2000RC2+IE5.01
・Win2000+IE5.01以降

(Win2000での変更も、NT4.0と同じく、IEをインストールし、再起動する直前にファイルの書き換えを行うことで変更できる)
(↑ 上記の「再起動する直前」に、2パターンあるかは不明)

 IE5.5SP1以降では、なぜか知りませんがユーザーエージェントの一番最後に「5.0」が勝手にくっついてしまいます。調べれば、どこを編集すればいいのかわかるかもしれませんが、「5.0」なんて山のように見つかってしまうため(^^;)詳しくは調べていません。

 95は、SP,OSRのバージョンなどの種類は、なんでもいいです。
 98は、First Edition,Second Edition,Milleniam Edition など、種類はなんでもいいです。
 NTは、WorkStation,Server,Terminal Server など、種類はなんでもいいです。
 2000は、Professional,Server,Advanced Server など、種類はなんでもいいです。
 なんでもおっけーでござる\( ̄▽ ̄)

・Win95,98+NC4.7
・Win95,98+NC4.6
・Win95,98+NC4.51
・Win95,98+NN4.04

 ネットスケープブラウザについては、わたし自身が普段使ってないことから、なーんも調べてなかったんです。書き換える部分も現在はかなり限定されていますので、お勧めはやっぱり、IEのほうですね(笑)。
 Windows 3.1 以前, NT 3.51 以前、Macintosh 等他のOSでは調べていません。ただし、Macintosh ではなんらかの方法で変更が可能なようです。

何を使ってる?
IE3.02以前
IE4,5,6
IE5以降の新機能
NNまたはNC

コピーツールを作成しました!(2001年03月)
 これまで、MS-DOS モードでしかできなかった、「再起動時のファイルのコピー」処理を、ツールを使って Windows 上から行えるようになりました!(通常の再起動は必要です)
 Programming's Room に公開しました、「URLMON.DLL 置き換えツール」をダウンロードしてください(詳しくはその中に含まれている「読んで☆.txt」をご覧ください)。
 このツールはWin95,98,Me用です。NT,2000では(使えますが)使わないでください。前述の通り、セットアップ直後でないと変更が適用されないからです。

IE3.02以前
 Windows95 以降ならなんでもオッケーで、かつもっとも簡単です。ただし、「レジストリエディタ」を使用します。
 エクスプローラと同じような操作ですので、ちょっとだけ説明します。

1.レジストリエディタを起動する
 普通にスタートボタンを押してメニューを開いても、そんな項目は見つからないでしょう。そこで、スタートボタンメニューの「ファイル名を指定して実行」を選びます。そこで、レジストリエディタのファイル名である、「regedit.exe」(または「regedit」)と入力して実行すると、レジストリエディタが起動します。この「regedit.exe」は、Windowsがセットアップされているフォルダに存在します。
 最初の窓は小さいので、全画面表示にすると見やすいと思います。

2.「Internet Settings」キー
 標準では、左側に「HKEY」で始まる5〜7個の名前があります(右側は空欄でしょうか?)(OS によって個数が異なります)。その中で、次に示す名前の横にある「+」マークを押していってください。押せば「−」に変わり、下階層が表示されます。

 HKEY_CURRENT_USER
  Software
   Microsoft
    Windows
     CurrentVersion

 と、ここまで開けば、「Internet Settings」という名前が見つかります。こういったものを「キー」と呼んでいます。エクスプローラで言うところの、「フォルダ」のようなものですね。
 そこで、「Internet Settings」キーを左クリックで選びます。するとその中身が空欄であった右側に表示されます。そこに、これから書き換えようとする「User Agent」があります。

3.書き換え
 標準では、次のようになっているかと思います。

 Mozilla/2.0 (compatible; MSIE ????; Windows ??)

 ここで、「?」になっている部分は、ブラウザのバージョンや使用している Windows の種類によって異なります。

 では、「User Agent」を選んでダブルクリックしてみましょう。そのデータを変更することができるようになります。
 変更する文字列は、なんだって構いません。試しに、Mozilla/2.0 のところを、Gozilla 55 とでも変えてみてください。
 OKボタンを押し、そのままブラウザを見てみましょう。あら不思議、すぐに設定は反映され、ユーザーエージェントは書き換えた文字列に置き換わりました。ためしに、このページ「ユーザーエージェント表示」を開いて見てください(JAVA Scriptという言語を用いた簡易ページです)。

4.設定完了
 好きな文字列に変更したら、レジストリエディタを終了します。

(余談)レジストリの変更
 NT系の Windows では、レジストリにアクセスし、変更する権限を持つ必要があります。


IE4,5,6
 標準では、次のようになっているかと思います。

 Mozilla/4.0 (compatible; MSIE ????; Windows ??)

 ここで、「?」になっている部分は、ブラウザのバージョンや使用している Windows の種類によって異なります。
 ここで紹介する変更での注意点として、IE3以前の時にはなかった「文字数制限」があります。上の標準から、変更できる4個所を抜き出します。

 ・Mozilla/4.0  ←半角文字11個
 ・compatible  ←半角文字10個
 ・MSIE 4.01   ←(この例では)半角文字9個
  MSIE 6.0   ←(この例では)半角文字8個
 ・Windows 95  ←半角文字10個(Win98/NTも同じ文字数)
 ・Windows 98; Win 9x 4.90
         ←半角文字23個(WinMeだけ多い)
 ・Windows NT 5.0
         ←半角文字14個(Win2000のことです)
 ・Windows NT 5.0 (Win2000 IE5.5SP1)
         ←半角文字10個(「5.0」勝手に付与バージョン)

 必ず、文字数を守ってください! 足りない場合は半角スペースで埋めることができます。多くはできません!
 変更には、全角文字を使うことも出来ます。全角文字1個は、半角文字2個分です。
 ちなみに、わたしの変更状態を示しておきます。

例 その1
 ・Mozilla/4.0  → の-ちゃん♪
 ・compatible  → IE4.01 SP2
 ・MSIE 4.01   → byTsukune
 ・Windows 95  → LaVieNX 95

 の-ちゃん♪ (IE4.01 SP2; byTsukune; LaVieNX 95)
 ↑こうなります。

例 その2
 ・Mozilla/4.0  → らびえす♪(半角スペース1個付き)
 ・compatible  → IE5.01 SP1
 ・MSIE 5.01   → byTsukune
 ・Windows 98  → LaVieS98SE

 らびえす♪ (IE5.01 SP1; byTsukune; LaVieS98SE)
 ↑こうなります。

 わたしは WindowsNT 4.0(IE4導入後)で初めて試してみた時、システムの変更が許されていないためか OS が起動しなくなりました。起動し、青い画面に搭載メモリサイズが表示されるところまでしか進みませんでした。ユーザーエージェントの変更は、IE4/5をインストールしたその瞬間しか出来ないでしょう(このページのもう少し下の「IEセットアップ直後」を見てください)。
 Win2000でも同様です。「IEセットアップ直後」ならば変更が適用可能です。というのは、セットアップ直後以外でのNT4.0の変更は OS が起動しなくなるのに対して、2000では(標準では)システムファイル保護のため、前の状態に自動で戻されます。ちょっと違いますね。
 Win9x系(95,98,Me)ではいつでも変更が可能です。

 もう一つ注意点として、ここからの説明はある程度 Windowsにおいてファイルのコピーや名前の変更といった作業ができ、かつ(こっちが重要)MS-DOS モードで終了して「操作して〜」と言われて禁断症状が出ない(笑)ことを前提としています。
 ちなみに、コピーツールを使えば、MS-DOS モードで終了して操作することはありません。

(余談)2000でも通常時の変更は出来るか!?
 勝手に前の状態に戻されるのがおもしろくないため(^^;)変更しなければならない以下の2つのファイルを同時に変更してみました。
 %systemroot%\urlmon.dll
 %systemroot%\dllcache\urlmon.dll
 この「dllcache」フォルダは、システムファイルのバックアップが保存されている場所で、低レベルなコンピューターウィルスや誤操作などによってシステムに関するファイルが置き換わったり消えてしまった場合、ここから自動的に戻される(または確認メッセージが出る)ことになっています。
 そんなわけで、再起動をしてみたところ……

 だめでした(;;)なぜか、変更前のファイルに勝手に戻ってしまいました……残念。あとどこを書き換えたらいいんだろう……不明です。もしかすると、セーフモードで書き換え+上書き保存をすると良いのかもしれません(未調査)。

1.ファイルを探す
 必要なファイルは、WINDOWS\SYSTEM フォルダにある「URLMON.DLLというファイルです(WinNT,2000であれば、WINNT\SYSTEM32 フォルダにあるでしょう)。これを、変更用とバックアップ用に、2つコピーしておきます。IE3以前の時とは異なり、このファイルの書き換えが失敗すると Windows 自体が起動しなくなってしまう可能性があります。
 もしかすると、マイコンピュータやエクスプローラからでは、このファイルが見えなくなっているかも知れません。エクスプローラのメニューからオプション(もしくはフォルダオプション)を開き、「表示」タブにある(はず)、「すべてのファイルを表示する」といった項目をチェックすると見えるようになります。
 ちなみに、後で MS-DOS でコピー作業をすることを考慮し、コピーはわかりやすい場所に、わかりやすい名前でしておくと便利です(例えば、A:\URLMON.DL_,D:\DATA\URLMON.BAK 等)。

 さて、ここで疑問になる点は、「IEセットアップ直後(Windows 再起動直前)」のファイルです。
 この時(セットアップ完了前)の URLMON.DLL は古いバージョンで、これから新しくなるファイルとはまったく異なるものです。編集しても意味がなく、新しいファイルが上書きされてしまいます。
「じゃあどこにあるんだ?」というわけで、IEのセットアップが始まり、0%から棒が伸び、100%になるまでに次のフォルダを見てください。

 Win95,98:Windows\system\ie4setup
 WinNT   :Winnt\system32\ie4setup
(IE5をセットアップしても、勝手に作成されるフォルダの名前は「ie4setup」のようです)
 Win2000 :Winnt\system32\dllcache, Winnt\system32
(Win2000では、ファイル2個の変更が必要です)
(システムフォルダにコピーされる ????????.tmp ファイル1個の変更でOKかもしれません)


 このフォルダにIE4以降に必要なファイルがコピーされます。もしも URLMON.DLL が存在するならばそれを、なければ「????????.tmp」というテンポラリファイルがたくさん作成されているはずなので、その中でサイズが 400〜480 kB くらいのもの(いくつかあります)を選びます。名前が違うだけで、新しく使われる URLMON.DLL なのです。次節に説明のある「バイナリエディタ」を使って中身を確認してみて下さい。
 NT系ではこの時点でしか書き換える他方法がありませんので、この「.tmp」ファイルを直接編集することになります。コピーやバックアップは必要ないでしょう(コピーを取っても ……編集に失敗しているのに再起動してしまうと、それから復旧は(普通は)できない;Windows が正常に起動しなくなる可能性が大→OS再インストール;最悪パターンです(><;
 システムドライブおよびバックアップファイルが FAT パーティションドライブにある、あるいはNT系の起動オプションのひとつ、「前回正常起動時の構成で起動する」を使えば、なんとかなる場合もあります。

 ちなみに、再起動直前に書き換えた場合(Windows バージョン問わず)、MS-DOS モードで終了する必要はありません。

 追記(2000年9月)。
 まだ注意点が増えました(爆)。それは、IE4と5以降の違いです。
 IE4では、セットアップが始まって、100 %に達して、「完了しました」だったかのメッセージが出るまで放っておいて、そのメッセージが出てから書き換えを行っても問題はないのですが、IE5ではこのメッセージが出てからでは遅いんです(システムとして設定処理が終わっている)。
 なので。
「適当なパーセンテージ(80%くらい)のところで『キャンセル』ボタンを押し、セットアップを一時停止させます」
 そうすると、「中断しますか? Yes/No」を尋ねられるのでそのまま放っておき、上記のセットアップフォルダにコピーされているファイルをゆったり気分で書き換えることができるのです。書き換えが終わったら、一時停止しているセットアップを再開します。
 ちなみに、あるバージョンのセットアップでは、1,2,3,……,9,10,99 と、一気に進捗状況が増えてしまう場合もあります。その時は、(99%の状態が1秒以上ある、と思いますので(笑))その時に「キャンセル」ボタンを押して変更すると良いでしょう。

 追記(2001年10月)。
 IE6は、5とほぼ同じと思って問題なさそうです。

 追記(2001年3月)。
 Win2000での変更の場合、2ヶ所にファイルがあります。ひとつは system32 フォルダ、ひとつは system32\dllcache フォルダです。セットアップ直後、前者には「SETED.tmp」といったテンポラリファイルとして、後者には「urlmon.dll」そのものがコピーされています。Winを再起動する前に、必ずこの2種類のファイルを変更してください(片方を変更したら、それとまったく同じものを、名前を変えてコピーすればOKでしょう)。

2.バイナリエディタを起動する
 URLMON.DLL(もしくは .tmpファイル)というファイルは、「バイナリファイル」と呼ばれるものです。メモ帳やワードパッドといったテキストエディタでは編集できません。バイナリエディタを用いれば、URLMON.DLL ファイルの重要な部分を変更することなく、文字列のみを変更できます。
 バイナリエディタは、世の中にたくさん公開されていますので、自分の好みにあった(最初はわからないかもしれませんが)エディタを選んでください。
 ちなみに、わたしが普段使っているバイナリエディタは「BZ」です。ベクターデザイン窓の杜などでダウンロードすることが出来ます。

3.バイナリエディタで編集する
 バイナリエディタを無事起動できましたら(笑)、コピーしたほうのファイルを開き、次の2点を確認してください。

 ・編集可能な状態にする(上書き可能である;挿入モードではだめ)
 ・表示をシフト JIS コードにする(ASCII コードでは全角文字が表示されない)

 これからデフォルトの文字列を検索するわけですが、この環境でないと、いくらがんばっても編集ができません(正しく言うと出来なくはないですが……めんどいです)。

 まず、文字列を検索します。探すのは、やっぱりこれでしょう。「Mozilla/4.0」です。大文字小文字が自動判別されないソフトもありますので、正しく入力して検索してください。うまくいけば、「Mozilla/4.0」とある部分に移動するでしょう。
 ただし、Mozilla/4.0 という文字列は、この後ろにもいくつか見つかります。
(たぶん、一番最初に見つかった部分ですが、WinMeは2番目だったと思います)
 と、ここで、見つかった場所の周りを見てみてください。探さなければならない、「compatible」や「MSIE 4.01」などが、すぐに見つかります(後ろではありません)。ここを、ちょこちょこと、自分の決めた文字列に書き換えるのです。先ほど触れましたが、必ず同じ文字数にしてください。ファイルサイズが、1文字、大きくなっても小さくなってもいけません。
 さて、残りの項目「Windows ??」の部分ですが、Mozilla/4.0 が見つかったところの、14行くらい上でしょうか? すぐ近くにあります。Platform という単語の近くに見つかるはずです。
 とりあえずお約束として、最初は試しに、Mozilla/4.0 の部分を、GozillaNo55、また、Windows ?? の部分を、Windows 00 などと、変更して確認してください。

(変更箇所が異なる場合があります)
 Win98や2000を使っていると、この部分の「Windows ??」を書き換えてもユーザーエージェントに反映されないことがある、ということがわかりました。2000年2月現在で掲示板のほうに2件の投稿をいただきまして(ありがとうございます☆)わたしも確認しました。
 次節以降の作業を完了して Windows を再起動してもうまくいかない場合(「Windows ??」の部分だけ変わらない場合)は、もう一度バイナリエディタを起動して urlmon.dll を開き、さらに「Mozilla/4.0」を検索してみて下さい(1つ目は書き換えたかもしれないので、見つかるのは2つ目ですね)。そのあたりに次のような文字列があることがわかりました。

 Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Win32)
 Win32
 Windows NT 5.0
 Windows NT
 Windows 98

(Windows NT 5.0 はWin2000のことです)
(IE5.5SP1には「Windows NT 5.0」の記述がありませんでした)

 ここで見つかる「Windows 98」や「Windows NT」などが、実際に反映されるユーザーエージェントの情報のようです。うまくいかなかった場合はこちらを変更して下さい。

4.MS-DOS モードで終了(NT系は4〜6不要)
 Win95,98の場合、編集が終了したら、コピーしたファイルに上書き保存し、一度 Windows を MS-DOS モードで終了します。終了なので、ここから後の作業は、メモを取るか印刷するなどでわかるようにしておいてください。

 また、コピーしたファイルは、ここでは仮に、C ドライブの Data フォルダ、「c:\data」にあるとします。名前はそのままの URLMON.DLL です。また、バックアップもこのフォルダに、URLMON.001 という名前でコピーしました。

4'.コピーツール
 コピーツールを使うと、MS-DOS モードで終了して操作しなくても、Windows 上でコピー処理を行うことができます。
 この場合は、次節の説明は飛ばしてください。
 でも、(補足)は読んでね(^^;

5.既存のファイルにコピー
 終了すると、画面が黒くなり、次のような文字が画面に現れるでしょう。

 C:\WINDOWS> (DOS/V マシン)または、
 A:\WINDOWS> (NEC98 マシン)

 環境によっては少し異なるかもしれませんが、このような状態で入力待ちになっているはずです。そこで、次のように打ち込んで実行します。

 COPY C:\DATA\URLMON.DLL C:\WINDOWS\SYSTEM\URLMON.DLL (DOS/V マシン)
 COPY C:\DATA\URLMON.DLL A:\WINDOWS\SYSTEM\URLMON.DLL (NEC98 マシン)

 元のファイルを上書きするか聞いてくるので、「Yes」を選びます(聞いてこなかったら……間違ったコピーになるかもしれません)。
 これが正しく実行できれば、書き換えた後のファイルが正しくコピーされます。コピーが完了したら、「EXIT」を打ち込む,リセットボタンを押すなどで、Windows を再起動してください。

(補足)なぜ MS-DOS なのか?
 URLMON.DLL というファイルは、Windows システムに強く関わっているファイルなので(Windows がずっと使用しているので)、Windows が起動している状態では、名前を変更することも上書きコピーすることも出来ません。それで、このような手間のかかる作業になっています。
 しかし、本来は絶対に書き換えることのないファイルなのですから……やってることが、普通じゃないんですね(^^;

6.確認
 正しく URLMON.DLL ファイルがコピーされていれば、次にIE4(または5以降)を起動したときには、ユーザーエージェントの内容が変更されています。このページに戻ってこられたなら、こちらのページ「ユーザーエージェント表示」を開いて見てください(JAVA Scriptという言語を用いた簡易ページです)。

(補足2)万が一 Windows が起動しなくなったら
 きちんと文字列を上書きしていれば問題はないのですが、文字を挿入してしまったりファイルサイズが変わってしまった場合など、正常に Windows が起動しなくなる恐れがあります。そんなときは、やはり MS-DOS での作業となります。
 手順は、次の通りです。編集する前にとったバックアップが、C:\DATA\URLMON.001、Windows がインストールされているのが、A:\WINDOWS であるとします。

・パソコンの電源を入れる。
・メモリチェックの画面が終わったらすぐ「F8」キー(Win98では「Ctrl」キーかも)を押しっぱなしにする。
(Windows のロゴが出る直前です)
・すると、画面に Windows の起動メニューが出てくる。
・ここで5,6番あたりにある、Command Prompt Only(NEC98 マシンなら、えーと……忘れました(汗))を選ぶ。これで、MS-DOS で作業ができるようになる。
・次のように打ち込み、実行する。

 COPY C:\DATA\URLMON.001 A:\WINDOWS\SYSTEM\URLMON.DLL

 これで、バックアップを取った元のファイルに復元できます。


IE5以降の新機能
 こんなバイナリファイルの編集をしなくても、レジストリの操作である程度の変更が可能となりました!

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\5.0\User Agent

 標準では、「5.0」というキーの下に「User Agent」というキーは存在しないでしょう。自分で作成します。
 ここに、以下の設定を行います。

 (標準) もしくは (既定):[文字列]
 Version:[文字列]
 Platform:[文字列]

 これにより、ユーザーエージェントは簡単に変更できます。


 (標準):もじら/x.x
 Version:IE m.nnn
 Platform:うぃんどうず

 もじら/x.x (compatible; IE m.nnn; うぃんどうず)
 もじら/x.x (compatible; IE m.nnn; うぃんどうず; .NET CLR 1.0.3705)
 ↑こんな感じになります。

 とっても簡単です!(>▽<)/ 「compatible」の変更が出来ませんが、文字数制限がありません。


NNおよびNC
 いまのところ、確認している変更できる部分は、たった2個所計5文字しかありません。標準状態を次に示します。

 NC → Mozilla/???? [ja] (Win??; I)
 NN → Mozilla/???? [ja] (Win??; I;Nav)

 ここで、「?」になっている部分は、ブラウザのバージョンや使用している Windows の種類によって異なります。
 このようなブラウザ情報の中の、「Win??」の部分だけなのです(いや、多分他の部分もできるんでしょうけど、まだ、わたしはわかんないです(^^; できる方いらっしゃったら、教えてください(笑))。

1.バイナリエディタを起動する
 これから、netscape.exe という実行ファイルを編集していきますが、このファイルは、「バイナリファイル」と呼ばれるものです。メモ帳やワードパッドといったテキストエディタでは編集できません。バイナリエディタを用いれば、URLMON.DLL ファイルの重要な部分を変更することなく、文字列のみを変更できます。
 バイナリエディタは、世の中にたくさん公開されていますので、自分の好みにあった(最初はわからないかもしれませんが)エディタを選んでください。
 ちなみに、わたしが普段使っているバイナリエディタは「BZ」です。ベクターデザイン窓の杜などでダウンロードすることが出来ます。

2.バイナリエディタで編集する
 IEの変更説明でも注意しましたが、「絶対にファイルのサイズが異なってはいけません」。1文字、大きくなったり小さくなったりしてもだめです。
 さて、バイナリエディタを無事起動できましたら(笑)、ネットスケープブラウザがセットアップされているフォルダにある netscape.exe ファイルを開き、次の2点を確認してください。

 ・編集可能な状態にする(上書き可能である;挿入モードではだめ)
 ・表示をシフト JIS コードにする(ASCII コードでは全角文字が表示されない)

 これからデフォルトの文字列を検索するわけですが、この環境でないと、いくらがんばっても編集ができません(正しく言うと出来なくはないですが……めんどいです)。

 と、ここまでは前節のIE4(または5)と同じです。ただ、編集するファイルが違うだけです。しかし、検索は非常に面倒です。探す文字列が「Win」と「95,98,NT」と、2種類しかないからです。こんな単語、いくらでも見つかります(泣)。エディタの機能としてあるのであれば、ファイルの最後から検索していくことをお勧めします。上からだと、何十とある検索結果を経て、ようやく見つかるからです。

 場所は今の通り、ファイルの最後のほうです。ただ、どこの Win や 95,98 を書き換えていいのかこれだけではわかりません。そこで、次のような文字列がある場所を探してください。

 32bit
 95
 98(古いバージョンではないかもしれません)
 NT(同上)
 (Win
 user_agent

 このような単語が見つかれば、そこが変更個所です。最初に触れましたが、変更できるのは(いまわかっているのは)Win?? の5文字だけです。ということは、ここの「Win」の部分と、「95, 98, NT」のいずれかの部分、とこれだけです。
 例として、Win95でNCまたはNNを使っているならば、「Win」の部分と「95」の部分を書き換えます。「98, NT」の部分の変更は無意味ですね。

3.編集完了
 編集が終了したら、そのまま上書き保存してもよいでしょう。
 最初の注意のように、ファイルサイズが1文字ずれても、起動できなくなると思います。元のファイルと、絶対にサイズを変えないように注意してください。

 しかし、わたし個人的に、実に面白くない変更だと思います(笑)。やっぱり、ネスケはそのまんま使って、遊ぶのならばIEを使ったほうがいいと、思います(爆)。



 急いで作った文章なので、誤字脱字や間違った部分があるかもしれません。それよりも、読みづらくて仕方がありません(自爆)。なにかわからないところや疑問に思ったところは、また「さっぱりわけわからんし、やってくれ!」(わからない場合は、やめたほうがいいです)というのであれば、あなたがどこまでやったのかも教えてください。必ずしも対応するわけではないですが……できるだけ前向きに検討します(汗)。

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