泊まったホテル ciceron liliane house index

1998/09/15-09/25 10泊で 1,000FF(二人で)
パリについてからホテルを探したけれど、僕たちの行くような安ホテルは空きが無く途方に暮れてとりあえずサンラザール駅に戻る。そこでリリアンに声をかけられてこの部屋を借りることになりました。二つくらいのフラットを持っていてそのお客さんがいなくなると駅でお客さんを捜すのだそうです。向こうの客引きは、事務所やお店が不便なところにあるからお客さんを探しに行く・・・という感覚で、日本のように怪しい人たちは少ないように思えます。彼女がいうには『日本人は「地球の歩き方」を持っているからすぐわかる。なるべく日本の人に貸したいんだ。話し方が静かだし、キレイに使うから・・・』と。そういえば会話をしているのを聞くと団体以外の日本人の話し方が一番静かなようです。
私達は入り口に近い方の部屋を10日間借りました。毎日リリアンがキッチンやシャワー・トイレの掃除をしに来てくれます。
ある日、向かいの果物屋さんからメロンを買って部屋に戻ろうと階段を昇っているときに、隣の部屋を借りていたカナダの女性二人組とすれ違った。『メロンかぁ、デザート ?』『うん、今日は僕の誕生日だから・・・』『何歳になったの ?』『32歳』『そうなんだ、おめでと!』という立ち話をしてから部屋に戻った。日記を書いていると、ノックの音が。ドアを開けるとリリアンが『ハッピィバースディトゥユー』と歌いながら大きいろうそく三本と小さいのを二本を立てたケーキを持って立っていました。わざわざマッチも買って・・・。掃除に来るためフラットに向かう途中で、さっきのカナダからの女性達に聞いたそうで、すぐにケーキ屋さんに行ってきたそうです。三人でケーキを食べて写真を撮りました。一泊 50FF(一人)くらいでこんな事までして貰って感激でした。



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