希少なMT46+ギア比4.82
全国的に見ても残りわずかとなったMT46型モーター。
国鉄時代新性能電車で登場した101系に搭載されたモーターだ。
その多くが通勤型ギア比5.6との組み合わせで、快調に飛ばすととても透き通ったなんともいえないモーターサウンドを奏でてくれるMT46。
特急型、急行型、近郊型ギア比との組み合わせもあったが、現存する組み合わせは通勤型と近郊型のみになってしまった。
その2タイプの組み合わせを聞くことができるのはここ、えちぜん鉄道のみでしたが、2014年11月28日をもって廃車解体されてしまいました。

中でも希少なのが近郊型ギア比との組み合わせ車輌Mc1102号でした。(お隣福井鉄道にも601,602,610の3輌が該当)
MT46 + 近郊型ギア比4.82搭載車輌。そのMc1102号をピックアップ!
下り方泣き顔
上り方前パン
足回りはDT21型台車を履く
運転台まわり
運転台後ろ車内
車内
MT46モーター
デジコロ号として運転中!
20型ハイビジョン液晶TV
観音町-越前島橋間
越前竹原-山王間
   

形式
:MC1101形(2014年11月28日付で廃車)
車番:MC1102号
制御:直並列電動カム軸式抵抗制御(MMC-H-10K)
    最終3ノッチ弱め界磁制御
動力:MT46
出力:定格出力80Kw×4  歯車比4.82
駆動:中空軸平行カルダン式
速度:営業速度MAX70`
制動:電磁直通空気ブレーキ(’03年開業時全般検査入場中改造)
自重:空車37.4t
定員:118名
車寸:L19210mm*W2800mm*H4140mm
台車:DT-21型
製造:製造所:武庫川車輌工業 改造所:川崎車輌、福井口工場
仕様:ハイビジョン液晶モニター4個付地デジ12セグ対応
    イベント対応車輌
余談:鉄コレ第5弾シークレット車輌として採用

♪MT46のギア比4.82Ver.の走行音をお楽しみください。
走行音は・・・こちら

録音日時:2008年4月27日(日曜日)
録音区間:勝山永平寺線 発坂-越前竹原間
運用列車:Mc1102号 3716K 快速福井行

〜 解  説 〜
Mc1102号自体1輌しかないため、運用は限られていた。
特に朝の快速運用は極まれ。
平日は混雑するので3716Kの筋は他車2輌で運用に入ります。
日中の運用もほとんどがMc6000形もしくはMc7000形が担当
しているので、なかなか捕まえにくかった。

さて、お楽しみいただく走行音の区間の解説を少々。
発坂では633K勝山行と交換し、乗降後すぐの発車です。
発車してしばらくするとカーブに差し掛かります。
きれいなS字を描き保田駅手前カーブで一気に減速し保田駅通過。
その後40`前後で山肌沿いを走り、その後再加速。
そこから一気に70`まで加速した後小舟渡駅手前で減速。
山沿いを上りながら最加速し、水力発電所の手前カーブで減速
その後すぐに再加速して越前竹原駅へ滑り込んでいきます。
出す区間は出す!減速する区間は減速とメリハリのある区間
での走行音をお楽しみください。

〜 車 輌 詳 細 〜
Mc1101形は京福電鉄時代昭和24年自社発注車である
ホデハ1001形1002号が前身の車輌である。
ホデハ1001形車体の老朽化が激しくなってきた為、
元阪神電気鉄道ジェットカーことモハ5109号の車体&機器を譲受。
旧武庫川車輌工業 現阪神車輌メンテナンスで2扉化に改造の上、
昭和61年12月に車体更新されモハ1101形1102号とし登場した。
モハ1101形の下回り部品はホデハ1001形の機器を大方流
用していた為、台車、モーターなどは当時のままであった。
モーターは現在もMc2108+2109号で使用しているTDK-528形
釣り掛け駆動の90Kw出力モーターを使用していた。
(阪神電車部品も使用)
平成10年7月には豊橋鉄道の廃車発生品の冷房、台車、モーター等を譲受。
阪神電鉄の部品も合わせて冷房化&下回りも釣り掛け駆動から
カルダン駆動方式に変更。
弱め界磁制御器の追加変更で高性能化を成し遂げた。
これによりホデハ1001形の面影は何一つ残らない車輌として活躍を始めた。
えちぜん鉄道に移行後も手を加えられ、電磁直通空気ブレーキに交換。
Mc1101号はえち鉄に引継がれず廃車。Mc1102号も2014年11月28日廃車
夏季限定の納涼ビール電車もこのMc1102号が担当車輌であった。