ニチモの1/35エレファント(リモコン)キットをラジコンに改造しよう!




メカの配線とDMDの設定
モーターに予め、コネクタをはんだ付けします。

後ろから取り付ける「モーター押さえ」と、コンデンサーが干渉しないように、コンデンサーを手で曲げておきます。

「モーター押さえ」は、ギアボックスの下に出ている爪に引っ掛けて固定しますが、爪まで届かず上手く引っかからない時は、鑢で爪を多少削って、完全に引っかかるようにします。
電池BOXにも、コネクタをはんだ付けします。
コネクタの赤はプラスに、黒はマイナスに接続しておきます。
モーターのコネクタをDMDに接続します。
DMDのモーターを接続するピンには、予め「R」と「L」と決められていますが、これは1/25ラジコンパンサー用の記述で、それ以外のキットにはあてはまりません。
差し込むコネクタの向き(赤・黒コードの向き)を反対にさすと、モーターの回転が逆になります。
「R」と「L」のコネクタを逆にすると、左右旋回の方向が逆になります。
モーターコネクタの刺し方は、動かすキットによって違うので、色々テストする必要があります。
今回のエレファントの場合は、写真の接続方法でOKです。
電池ボックスの接続は、DMDの「BATT.」と書かれた、ピンに差し込みます。
DMDには、どっちがプラスかマイナスか書かれていませんが、ピンの左がプラス、右がマイナスです。
プラスとマイナスを逆に繋ぐと、DMDを破損する恐れがあるらしいので、十分注意してください。
(何度か逆に刺したことがあるが、電源を入れても動作しないだけで、壊れはしなかった...)
DMDから受信機に接続するコードが2本出ています。
1本は「RUDD.」ラダーで、プロポの右のスティック(左右旋回)の左右の動きに連動します。
フタバの受信機では、CH1(1チャンネル)になります。

2本目は「THROT」で、プロポの左スティック(前進・後進)の上下の動きに連動します。
フタバの受信機では、CH2(2チャンネル)になります。

受信機には、「BATT」(バッテリー)と書かれた受信機の電源用差込口がありますが、ここは使いません。
受信機の電源は、DMD側から供給されるので、受信機用バッテリーを接続する必要が無いのです。
(DMDを使うときは、受信機用バッテリーは絶対に接続しないこと!接続すると受信機とDMDを破損する恐れがあります。)
一通りメカの接続が終わったら、次にDMDの調整を行います。
ラジコン用のプロポと言っても、メーカーや種類によっていろんな特性があり、同じではありません。
自分の持ってるプロポの特性と、DMDの動きを合わせるのが、下記のDMDの調整です。

一度調整すると、DMDに記憶されるので、プロポを変更するまでは再度調整する必要はありません。
プロポの電源を入れる前に、リバーススイッチを「N」のノーマルに設定しておきます。
リバーススイッチとは、スティックの動きを逆転して送信機に伝えるためのスイッチで、ほとんどのプロポについています。
「R」リバースにして設定してしまうことも出来ますが、そのうちいろんなキットにプロポを使うようになると、どのメカがリバースに設定したのか分からなくなるので、よほどのことが無い限りノーマルで使う様にした方が良いです。

あと、プロポのスティックの横(下)に付いてるトリムレバーも必ず中心に合わせておいてください。
設定手順
1.プロポの電源ON
2.DMDの電源をON (この時、モーターが勝手に回るようなら、いったんモーターのコネクタを外しておく)
(DMDのランプ(2個のLED)が点かない様なら、電源が来てないか、プラス・マイナスが逆)
3.細いドライバーなどで、DMDのセットボタンを押す。セットボタンはDMD左上にある。(LEDがせわしなく点滅する)
4.プロポのスティックを下記の順番に動かす(スティックは必ずめいっぱい動かす)
   左スティックを上に倒す!(前進)
   左スティックを下に倒す!(後進)
   右スティックを右に倒す!(右旋回)
   右スティックを左に倒す!(左旋回)
5.再びDMDのセットボタンを押す。(LED緑の点滅になる)
これで設定終了!!

←の写真は、タミヤの1/25パンサーラジコンの組立て説明書に出ているDMDの設定例です。
DMDをタミヤのアフターから購入したときには、こう言った説明書は付属されないので、これを参考にしてください。

戻る

メニューへ戻る

最終更新日2002.6.14